日本出版販売は、1月29日に発表された「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」のスピンオフ企画として「全国書店員が選んだおすすめ少女コミック」を発表しました。書店員が選ぶ少女コミックはどのような作品なのでしょうか？　それではTOP3を見ていきたいと思います！

第3位：うちの弟どもがすみません

　第3位はオザキアキラさんの『うちの弟どもがすみません』でした。高校一年生の春休み、母親の再婚で引っ越すことになった主人公・成田糸は、心機一転、父親のいる暮らしを始めようと期待に胸を膨らませますが、そこには4人のイケメンが！　長男で一見冷たいけど根はやさしい源、ちょっと調子の良い性格でメガネ男子の次男・洛、引きこもりでミステリアスな三男・柊、元気な末っ子の小学生・類。突然4人の弟ができた糸は戸惑いながらも家族として打ち解けていきますが……突然の転勤が決まり子どもたちだけで過ごすことに！　イケメン弟に囲まれて過ごすラブコメディーです。

第2位：転生悪女の黒歴史

　第2位は冬夏アキハルさんの『転生悪女の黒歴史』。中学、高校生時代に小説を書き、異世界転生したときのために手紙を書くなど、いわゆる「黒歴史」だらけの佐藤コノハ。10年の月日が経ち、普通に働いていたある日、トラックにひかれて異世界転生してしまいます。しかもその世界は、昔書いていた小説と同じ世界！　しかし、転生したのは主人公・コノハ・マグノリアではなく、コノハの妹でヒロインを殺そうとする悪女のイアナ。自分の趣味がふんだんに詰め込まれた世界で、悪女となった主人公が、コノハ・マグノリアと自分が生き残るために奮闘していく異世界転生ファンタジーです。主人公が書いた、いろいろ思春期を感じさせる小説の設定が面白いですよね。

第1位：ゆびさきと恋々

　そして第1位は森下suuさんの『ゆびさきと恋々』でした！　SNSなどでも話題となった本作は、聴覚障がいのある女子大学生の雪が主人公。ある日、雪は困っているところを大学の先輩・逸臣に助けてもらいます。バックパッカーで色々な国を回ってきた逸臣は、耳が聴こえない雪にも自然と接してくれて、雪はどんどん逸臣を意識し始める、というあらすじ。

　雪の無邪気な性格と、何を考えているか分かりづらい逸臣の恋愛模様が素敵な漫画です。

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