社会人の4割は「休むことに罪悪感」 「上司に迷惑をかける」「顧客に迷惑をかける」を上回る、一番の理由は?
ライボ(東京都渋谷区)が運営する調査機関「Job総研」が、日本経済新聞社と社会人の休暇に関する意識調査を実施し、その結果を「2023年 日本人の休み方実態調査」として発表。仕事を休むことに対し、約4割の人が罪悪感を持っていることが分かりました。
回答者は日本全国で働く20~50代の社会人男女529人。仕事を休むことに対する罪悪感の有無について聞くと、「とてもある」と答えた人は3.2%、「ある」と答えた人は8.3%、「どちらかといえばある」と答えた人は26.8%と、計38.3%の人が罪悪感を持っていました。
年代別に見ると、「罪悪感がある」と答えた人の割合が最も高いのは20代で44.3%。次いで50代(38.6%)、30代(35.8%)と続き、最も低いのは40代で32.8%でした。
「休むことに罪悪感がある」と答えた人に理由を複数回答で聞くと、半数以上が「同僚に迷惑をかけるから」(51.2%)と回答。そのほか「同僚が働いているから」(37.4%)、「上司に迷惑をかけるから」(31.0%)、「上司が働いているから」(29.1%)、「顧客に迷惑をかけるから」(19.7%)などが上位に入りました。
「休みづらい場面」として上位に挙がったのは、「繁忙期」(65.0%)や「仕事が溜まっている時」(58.6%)など。また、「自分以外に担当できない業務がある時」も48.8%と、半数近くを占めています。
回答者からは「人手不足でも採用が進まないので全く休みを取れない。休みを取得した方がより大変になる状態」「休暇は自由だか休む分自分にそのまま仕事がたまるので、長期休暇は取らないようにしている」といったコメントも出ており、人出不足から業務を代替することができず、休暇を取りにくい状況があることが明らかになっています。
調査は2023年8月24~16日、ライボの「JobQ Town」登録者529人を対象に、インターネット上で実施しました。
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