「海」という漢字に「母」が入っている理由

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 あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「海」です。

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解説

 約43億年前に誕生した海ですが、その後、海の中では何億年もかけて様々な化学反応が起こりました。それがアミノ酸や核酸、さらに遺伝子などへと発達したことで、小さな菌のような生物が生まれました。

 やがて海藻類が生まれ、この海藻類が光合成を行うことで酸素が作られ、この酸素が紫外線と反応してオゾン層が作られました。オゾン層の誕生によって、地上に降り注ぐ紫外線が弱まったことで、陸の上でも生物が生きていけるようになりました。

 そして4億2000万年前、植物が海から陸へ上がって生息し始めます。その後、昆虫やヒレを持った魚の仲間などが、陸に住み始め、進化をし続けていったそうです。そして、最終的に私たち人間が生まれました。

 私たちの体を構成している主な元素の組み立てですが、海水ととてもよく似ているそうです。特に赤ちゃんを包む羊水は、海水とほとんど同じです。このことは「生命が海で生まれた」と考える、重要な裏付けとされています。

 このように海は、私たち人間を含めたすべての生き物の源であり、母ともいわれています。そんなところから「海」という漢字の中には「母」という字が入っている……といわれています。

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番組情報

羽田美智子のいってらっしゃい
毎週月曜〜金曜 7:37 – 7:42番組HP
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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