都市戦略研究所は、2023年に「世界の都市総合力ランキング」（Global Power City Index, GPCI）を発表しました。同ランキングは、世界の主要48都市を「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野で複眼的に評価し、総合力をランキング化したものです。

　本記事では、その中から「環境」部門のランキングを紹介します。世界にある主要都市のうち、「環境」部門で高く評価されたのはどの都市だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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（参照元：都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング（GPCI）」）

「環境の評価が高い世界の都市」ランキング

第2位：コペンハーゲン

　第2位は「コペンハーゲン」でした。「環境」のスコアは224.2。コペンハーゲンはデンマークの首都で、港町として栄え、商業の街として発展してきた北欧最大級の都市です。近代的な建造物とレンガ造りの歴史的な建物が融合した、色鮮やかな美しい街並みは「北欧のパリ」とも称されるほど。また、美しい木造家屋が立ち並ぶ港町「ニューハウン」など、人気の観光スポットも点在しています。

　同都市は「環境への取り組み」の指標で満点を獲得しているほか、「再生可能エネルギー比率」「1人あたりのCO2排出量の少なさ」「空気のきれいさ」「水質の良好性」などで高い評価を受けています。

第1位：ストックホルム

　第1位は「ストックホルム」でした。「環境」のスコアは228.7でした。スウェーデンの首都であるストックホルムは、いくつかの島とそれを囲う運河で構成されていて、「水の都」とも称される美しい都市です。中世の街並みが残る「ガムラスタン」をはじめ、文化の発信地「セーデルマルム」など、観光面も充実しています。

　同都市は、「再生可能エネルギー比率」の指標で満点を獲得しているほか、「1人あたりのCO2排出量の少なさ」「空気のきれいさ」「水質の良好性」「緑地の充実度」の指標で高評価を獲得。2位のコペンハーゲンと同じく、「再生可能エネルギー比率」の評価の高さがきわだっています。

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