「世界デジタル政府」ランキングTOP20! 第1位は「デンマーク」【2023年最新調査結果】
早稲田大学総合研究機構電子政府・自治体研究所は「第18回早稲田大学世界デジタル政府ランキング2023」を発表しました。この調査は、デジタル先進国66カ国・地域を対象に、国民生活に不可欠なデジタル政府の進捗度を、主要10指標で多角的に評価したものです。
どの国が上位にランクインしているのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!
(出典元:早稲田大学「世界デジタル政府ランキング2023年度版公開」)
「世界デジタル政府」ランキング
第2位:カナダ
第2位は「カナダ」でした。同国は昨年の同ランキング3位から1つ順位を上げています。
同国は、「行政府改革への貢献度、行政管理の最適化」「ホームページ、ポータルサイトの利便性」「オープン・ガバメント及びDX」「サイバーセキュリティ」「先端ICTの利活用度」の5つの指標で1位を獲得。「各種オンライン・アプリ・サービスの進行度」「政府CIOの活躍度」「ICTによる市民の行政参加の充実度」の指標でも上位にランクインするなど、全体的に高く評価されています。
同国は2023年に公式のAI規制を世界に先駆けて確立。AI研究に4億4300万ドル以上を投資し、AIテクノロジーの商業化と採用・AI標準の開発をはじめ、インフラストラクチャ・健康・エネルギー・環境分野のAIの進歩に重点を置いています。
第1位:デンマーク
第1位は「デンマーク」でした。同国は同ランキングで3年連続1位を獲得、首位をキープしています。
同国は、「行政府改革への貢献度、行政管理の最適化」「デジタル政府の戦略・振興策」「サイバーセキュリティ」をはじめ、10の評価指標のうち7つで1位を獲得するなど、圧倒的な評価を得ています。
同国は、2019年に国家AI政策を発表したことにより、公共サービスへのAIの普及に貢献。デジタル政府庁を中心に、商業現場での積極的なAIの使用を推進しており、福祉サービスの請求や税務申告処理などのプロセスの合理化に使用されています。なお、日本は昨年の9位から11位へランクダウン。国民視点でのデジタル化や、行財政改革推進に十分な進捗がみられないことが原因となっているようです。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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