「訪日ラボ」及び「口コミコム」を運営するmovでは、2023年5月27日～11月22日の期間で、Googleマップから公開されている口コミを対象に、調査リソース上のデータを独自に分析し、その結果をランキングとして発表しました。

　今回はその中から「インバウンド人気観光地ランキング」の「鹿児島編」を紹介します。鹿児島県にある観光スポットのうち、多くの外国人観光客から人気を集めたのはどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

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調査概要

（出典元：【独自調査】インバウンド人気観光地ランキング鹿児島編：コロナ後 最新の訪日客の支持を集めたスポットTOP10を発表　#インバウンドMEO | 株式会社movのプレスリリース）

外国人観光客に人気の「鹿児島県の観光地」ランキング

第2位：砂むし会館砂楽

　第2位は、指宿市にある「砂むし会館砂楽」でした。日本国内だけでなく、世界でも珍しい天然砂むし温泉が楽しめる「砂むし会館砂楽」。外国人観光客などからは「和風サウナ」として人気を集めています。

　砂むし湯治の歴史は古く、今から180年ほど前、天保年間にあたる1843年にはその効能を記した文書があるのだそうです。波の音を聞きながら、温泉の温かさと砂の重みで心も身体もリラックス。10分もいれば汗が噴き出してくるのだそうですよ。砂むしを体験したあとは、施設の中の温泉につかったり、休憩したりとゆったり過ごすことができます。利用料金には浴衣やタオル、インナーがセットになっているものもあり、気軽に楽しめることも魅力といえるでしょう。

第1位：仙巌園

　第1位は、鹿児島市にある「仙巌園」でした。1658年、島津家の別邸として築かれた仙巌園。見どころのひとつは、錦江湾や桜島を池や築山に見立てた庭園です。2015年には世界文化遺産にも登録され、鹿児島を代表する観光地として知られています。中国とも貿易を行っていた島津家らしく、中国文化の影響もみられます。本邸として使われたほか、迎賓館としての役割も果たした御殿では、来客のあるときに使用された「謁見の間」や島津忠義が仕事をしていた「御居間」などを見学することができ、美しい装飾も見どころです。

　仙巌園は、JR鹿児島中央駅から車で20分、鹿児島空港からは40分というアクセスの良さも魅力のひとつ。また、桜島フェリー桟橋や黎明館、いおワールドかごしま水族館など他の観光スポットとも近いことも、人気を集めた理由と考えられるでしょう。

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