神社とお寺の検索サイト「神社がいいね・お寺がいいね」を運営するリクスタは、「年末年始や初詣に！2023年お寺年間総合人気ランキング東西ベスト20」を発表しました。これは、2022年11月1日〜2023年10月31日のアクセス数をもとに、日本各地に所在するお寺をランキング化したものです。

　今回はその中から「西日本」のランキングを紹介します。年末年始には、初詣や厄除け、ご祈祷など、さまざまな目的でお寺に行く方が多くいらっしゃることでしょう。西日本にあるお寺の中で、2023年に多くの人から注目を集めたお寺はどこだったのでしょうか。さっそく結果を上位から見ていきましょう。

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調査概要

調査期間	2022年11月1日〜2023年10月31日
調査対象	神社とお寺の検索サイト「神社がいいね・お寺がいいね」へのアクセス

（出典元：年末年始や初詣に！2023年お寺年間総合人気ランキング東西ベスト20｜御朱印集めに 神社・お寺検索No.1／神社がいいね・お寺がいいね｜15万件以上の神社仏閣情報掲載）

【西日本編】「年末年始・初詣におすすめのお寺」ランキング

第5位：東大寺 大仏殿

　第5位は、奈良県奈良市にある「東大寺 大仏殿」でした。奈良時代に聖武天皇の発願で建立された東大寺大仏殿は、本尊であるいわゆる「奈良の大仏」を、雨風から守る建物です。世界最大規模の木造建築物として知られるほか、「古都奈良の文化財」のひとつとして世界文化遺産にも登録されています。

　元日の午前0時から午前8時の間は、大仏殿正面の桟唐戸が開かれ、建物の外からも大仏さまのお顔を参拝できます。また大仏殿中門も開かれて、通常は有料の参拝が無料となるほか、御朱印や御守もいただくことができます。

第4位：朝日山 平等院（鳳凰堂）

　第4位は、京都府宇治市にある「朝日山 平等院（鳳凰堂）」でした。平安時代に建てられた藤原道長の別荘を、その息子・頼通が寺に改めたのが平等院です。国宝である阿弥陀堂が、翼を広げた鳳凰に似ていることから「鳳凰堂」とも呼ばれています。「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されているほか、10円硬貨の表面に刻まれている身近な存在でもありますよね。

　大晦日の夜には、実際に鐘楼の鐘を撞くことのできる「除夜会」が行われます。通常の拝観はできませんが、先着順で特製の絵馬もいただけます。

第3位：法隆寺

　第3位は、奈良県生駒郡にある「法隆寺」でした。607年に聖徳太子によって建立されたといわれる法隆寺には、現存する最古級の木造建造物が複数あり、その歴史を今に伝えています。1993年には「法隆寺地域の仏教建造物」として、姫路城と共に日本で初めての世界文化遺産に登録されています。

　1月5日には、新年明けて初めての護摩供養「初護摩祈願法要」が行われます。また8日から14日には、国の安泰や人々の幸せを願う法要「修正会」が行われており、奈良時代以来続く歴史ある行事として知られています。

第2位：北山 鹿苑禅寺（金閣寺）

　第2位は、京都府京都市にある「北山 鹿苑禅寺（金閣寺）」でした。金色に輝く美しい建物が「金閣寺」と呼ばれて親しまれている鹿苑禅寺ですが、この「金閣」とは舎利殿のこと。もともとは室町幕府の将軍・足利義満が建てたもので、彼の死後に遺言でお寺になりました。「古都京都の文化財」のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。

　朱印所では御朱印をいただくことができます。2023年の元日には、特別朱印「陸舟の松」が授与されました。また干支絵馬の授与も行われており、願い事を書いて奉納することができます。

第1位：音羽山 清水寺（西国第十六番）

　第1位は、京都府京都市にある「音羽山 清水寺（西国第十六番）」でした。778年に開創された歴史あるお寺である清水寺は、本堂の前面に張り出すように広がり、高い場所から京都市内を一望できる「清水の舞台」で知られています。「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されているほか、毎年12月12日には「今年の漢字」が発表される場所でもあり、非常に身近な存在といえるでしょう。

　元旦から7日間、年頭行事として「修正会」が行われており、五穀豊穣や家内安全、世界平和などを祈願しています。

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