ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の60代を対象に「高校教育のレベルが高いと思う都道府県」というテーマでアンケート調査を実施しました。

　多くの60代から「高校教育のレベルが高い」と思われているのは、どの都道府県だったのでしょうか。それではランキングを見ていきましょう！

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調査概要

アンケート実施日	2023年9月1日
調査対象	全国の60代
有効回答数	219票

【全国の60代が選ぶ】「高校教育のレベルが高いと思う都道府県」ランキング

第5位：神奈川県

　第5位に「神奈川県」がランクインしました。神奈川県教育委員会は、グローバル化や情報化、生徒の価値観の多様化が進んでいる状況などを受け、「県立高校改革基本計画」を制定。「スチューデント・ファースト」をコンセプトに掲げ、改革を実施しています。

　県立高校生学習活動コンソーシアム協議会を設立し、県立高校と大学・短大などの教育機関、企業、研究機関が連携。この取り組みにより、生徒が自主的に学べる教育機会の充実化を目指しています。

第4位：富山県

　第4位には「富山県」がランクインしました。富山県では教育の一環として県内の高校生の海外派遣事業を実施しており、国際的な視野を持つグローバル人材の育成を目指しています。

　また、子どもたちの科学への関心を高めるために「とやま科学オリンピック」を開催。科学的才能や論理的な思考力、問題解決能力などを伸ばす狙いがあります。

第3位：秋田県

　第3位には「秋田県」がランクインしました。小中学校の学力テストで、全国上位を維持してきた秋田県は、「ふるさとを愛し、社会を支える自覚と高い志にあふれる人づくり」を教育の目指す姿としています。

　そんな秋田県では、県外の小・中学生を対象に、秋田の教育を体感できる教育留学事業を実施。留学期間中には、きりたんぽづくりやカヤック体験、樹氷体験といった体験型学習などを行っています。

第2位：長野県

　第2位には「長野県」が選ばれました。長野県教育委員会は、高校改革の中心に「新たな学びの推進」と「新たな高校づくり（再編・整備）」を据え、ICTを活用した教育や高校間連携・高大連携を推進しています。

　また、長野県では「探究的な学び」を重視。民間企業や地域社会との連携しプログラムを開発したり、校舎を再デザインしたりするなど、生徒が主体的に取り組める環境を整備しています。

第1位：東京都

　第1位に輝いたのは「東京都」でした。東京都教育委員会は、2021年3月に「東京都教育施策大綱」を策定。東京都の目指す教育を「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って、自ら伸び、育つ教育」としています。

　「東京型教育モデル」では、「一人ひとりに合った学び」「グローバル人材の育成」「教師力・学校力の強化」など、6つの重要事項を実践。日々実践と改善を繰り返し、理想の学びを追求し続けています。

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