国際的な市場調査会社であるユーロモニターインターナショナルは「Top 100 City Destinations Index 2023」レポートを発表しました。これは、世界100の都市を6つの分野「経済・ビジネスの実績」「観光パフォーマンス」「観光政策と魅力度」「観光インフラ」「衛生・安全」「持続可能性」で比較し、観光都市としての魅力を評価したものです。

　本記事では、その中から上位20都市を紹介します。最も魅力的と評価されたのは、どの都市だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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（出典元：ユーロモニター「2023年の世界TOP100都市デスティネーションを発表」）

「世界の観光都市」魅力度ランキングTOP20

第5位：アムステルダム

　第5位は「アムステルダム」でした。運河が流れるオランダの首都で、運河は市の中心部から同心円状に張り巡らされており、「北のベネチア」とも呼ばれています。水上を行き交うボートや、石畳の小道を走る自転車、歴史のある美しい街並みが特徴です。

　レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」などが見られる「アムステルダム国立美術館」のほか、「ゴッホ美術館」では有名な「ひまわり」をはじめ、ゴーギャンなどの作品も展示。チューリップで知られる「キューケンホフ公園」など、自然や芸術が感じられる観光名所を多く有しています。

第4位：東京

　第4位は「東京」でした。1603年に徳川家康が江戸幕府を開いたことで日本の中心として発展し、政治や経済の中枢を担ってきた日本の首都です。

　「国会議事堂」や「最高裁判所」などの国の要所をはじめ、ランドマークである「東京スカイツリー」や、パワースポットとしても知られる「明治神宮」などの観光名所が点在。区部を中心に、多くの企業や商業施設が集中する、世界有数の大都市として知られています。

第3位：マドリード

　第3位は「マドリード」でした。ヨーロッパ屈指の世界都市として知られるスペインの首都で、歴代スペイン国王のコレクションなどを展示した「プラド美術館」のほか、同都市の中心部に位置する「プエルタ・デル・ソル」や「サン・ミゲル市場」など、多くの観光スポットがあります。

　また、収容人数8万人を超えるサッカースタジアム「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」が位置することでも知られています。

第2位：ドバイ

　第2位は「ドバイ」でした。アラビア半島の突き出した部分に位置するアラブ首長国連邦の中心都市。中東に位置していることから石油大国のイメージを持つ人も多いと思いますが、石油埋蔵量は少なく、石油依存型経済からの脱却を図り大都市として発展してきました。

　世界有数の観光都市として知られていて、高級ホテル・リゾートをはじめ、ショッピングモールやテーマパークなどの施設が充実。全高800メートルを超える世界最高層のビル「ブルジュ・ハリファ」や、ヤシの木をモチーフにした巨大な人工島「パーム・ジュメイラ」など、スケールの大きい観光名所の宝庫としても有名です。

第1位：パリ

　第1位は「パリ」でした。政治や経済、文化などの中心地となっているフランスの首都で、ヨーロッパを代表する世界都市です。シンボルとなっている「エッフェル塔」や「凱旋門」をはじめ、「ノートルダム大聖堂」など魅力的な観光スポットが集中しています。

　ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や、古代ギリシャ時代の「ミロのヴィーナス」などが展示されている世界最大級の美術館「ルーブル美術館」を有するなど、芸術の町としても知られています。

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