【文庫】年間ベストセラーランキングTOP10! 1位は「クスノキの番人」【2023年最新調査結果】
日本出版販売(日販)が、2023年の「年間ベストセラーランキング」を発表しました。集計期間は2022年11月22日~2023年11月21日。「総合ランキング」のほか、「単行本フィクション」「新書ノンフィクション」「児童書」「コミック」などジャンル別にランキングを公開していますが、この記事では「文庫」のランキングを紹介します。
多くの人が購入した文庫は何だったのでしょうか。さっそく結果を見ていきましょう!
(出典:2023年年間ベストセラー|日販調べ)
【文庫】年間ベストセラーランキング
第2位:『傲慢と善良』辻村深月
第2位は『傲慢と善良』でした。辻村深月さんの作家生活15周年を記念して発表されたミステリ作品で、2022年9月に文庫化されました。2023年12月時点で累計発行部数(電子書籍版含む)70万部を超える人気作品で、映画化も発表されています。
ある日忽然と姿を消した婚約者・坂庭真実を探すため、主人公・西澤架が彼女の過去に向き合っていくというストーリー。真美からストーカー被害に遭っていると聞いていた架が、真美の家族や職場を訪ねる中で、彼女が隠していた過去や、彼女がなぜ姿を消したのかが徐々に明らかになっていきます。
第1位:『クスノキの番人』東野圭吾
第1位は東野圭吾さんの『クスノキの番人』でした。祈れば願いが叶うとされるクスノキの番人を任された青年と、クスノキへ祈りにくる人々を描いた書き下ろし長編。2020年に単行本で刊行され、2023年4月に文庫化されました。
不当な理由で職場を解雇された腹いせに、犯罪を起こして逮捕されてしまった主人公・玲斗。起訴を待つ身となった彼は、「依頼人の命令を聞くなら釈放する」という弁護士の話に乗り、依頼人であり、自身の伯母を名乗る千舟という女性と出会う。そして、玲斗は千舟から不思議な言い伝えのあるクスノキの番人になるよう命令される――というストーリーです。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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