名前がかっこいいと思う中国地方の旧国名は?【人気投票実施中】
広島県、岡山県、山口県、島根県、鳥取県の5つの県からなる中国地方。廃藩置県以前までは、12の国に分かれていました。長い歴史を持つ旧国名が今もなお残され、地名や伝統工芸品に使われています。言葉の響きや漢字の並びが独特な旧国名に歴史ロマンを感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、「名前がかっこいいと思う中国地方の旧国名は?」というアンケートを実施します。あなたがかっこいいと思う旧国名をぜひ教えてください。まずは、編集部がピックアップした3つを紹介します。
出雲(いずも)
出雲(いずも)は、古代から存在していた言葉です。因幡の白兎や、ヤマタノオロチ退治伝説など、さまざまな神話の舞台となり、神々が登場する壮大な物語は神楽や書物で伝承されてきました。須佐之男命(すさのをのみこと)が詠んだとされている日本最古の和歌では、雲がいくえにもわき出る美しい景色が「八雲立つ出雲」と表現されています。
縁結びの神様として有名な出雲大社は、日本の基礎を築いたといわれている大国主大神がまつられているため、旧暦10月に全国各地から神が集まる場所となります。また、出雲市や出雲平野など、地名として多用されていることから、なじみ深い人も多いのではないでしょうか。
美作(みまさか)
美作(みまさか)は、兵庫県佐用郡佐用町の一部地域と岡山県の北東部のエリアの国名として使われていました。平安時代に詠まれた「美作や〜」で始まる和歌も有名です。
鳥取県と兵庫県の境に位置する美作市は、古くから交通の要衝として栄えていました。美作三湯に数えられている湯郷温泉、江戸時代から受け継がれている地下芝居など、伝統と文化を感じられるスポットや伝統芸能が多数あります。
長門(ながと)
明治維新を迎えるまで、山口県の西側は、長門国(ながとのくに)と呼ばれていました。鎌倉時代には、諸外国からの脅威にさらされる機会が多々あり、防衛の最前線として重視されていた地域です。江戸時代末期には討幕運動が活発化し、明治維新の立役者となる武士が台頭していきました。
日本史に刻まれる出来事の舞台となってきた長門は、関門海峡を意味する言葉「穴門(あなと)」が由来です。日本神話や日本書紀にも登場しており、由緒ある国名といえるでしょう。
名前がかっこいいと思う中国地方の旧国名は?
今回は12の旧国名を選択肢として用意しました。名前が一番かっこいいと思う旧国名に投票してください。また、旧国名を住んでいる地域で使ってほしい、ナンバープレートにしてほしいなど、ご意見がありましたらコメント欄に記入してください。皆さんの投票お待ちしております。よろしくお願いします。
参考
- 『古事記歌』 – 古典に親しむ(国文学研究資料館)
- 出雲神話と神々(島根国(しまねのくに))
- 神在月|出雲観光ガイド(出雲観光協会公式ホームページ)
- 出雲大社と大国主大神(出雲大社)
- 美作国(Wikipedia)
- 美作市(Wikipedia)
- 平安貴族にも知られた「久米の佐良山」(津山市公式サイト)
- 湯郷温泉(ゆのごうおんせん)(美作市ホームページ)
- 【美作町の地下芝居】 - デジタルおかやまだいひゃっか | きょうどじょうほうネットワーク(岡山県)
- 長門国(Wikipedia)
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