2023年12月17日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「どうする家康」｡江戸幕府の礎を築いた徳川家康の生涯を描くとともに、家臣団や家族との絆も大きなテーマとなっています。作中では個性豊かな徳川勢の人物が多数登場し、非常に和気あいあいとした仲の良さを見せてくれました。

　そこで今回は、「『どうする家康』の徳川勢で友だちになりたいのは？」というアンケートを実施します。「このキャラクターが友だちだったら楽しそう」と思う人物を教えてください。まずは、徳川十六神将にも数えられている3名の武将をピックアップして紹介しましょう！

鳥居元忠

　「鳥居元忠」は、今川家の人質として駿府に送られた幼少期の家康に付き従い、苦楽を共にした股肱の臣。“徳川一の忠臣”ともいわれるほど忠義を重んじる武将としてしられています。関ケ原の戦いの前哨戦となる伏見城の戦いでは、捨て石となることを承知で伏見城の守将を務め討ち死にしたものの、西軍を10日以上にわたって食い止めることに成功しました。

　「どうする家康」にて俳優の音尾琢真さんが演じた元忠は、不器用ながら明るく気さくな人物。家康は彼に絶対の信頼を置いており、史実の通り玉砕を覚悟で伏見城の守りを任せました。その際の、互いに今生の別れを予感しつつ家康と酒を酌み交わすシーンや、妻である千代と共に果てる最期に涙したという人も多いでしょう。そんな義理人情に厚い元忠なら、きっと長年の親友になってくれそうです。

平岩親吉

　「平岩親吉」は今川義元の人質時代から家康に仕えた長年の家臣の一人。のちに御三家のひとつである尾張徳川家の祖となった家康の9男、徳川義直の家老・後見役となりました。豊臣秀吉が贈った黄金を受け取らなかったという逸話があるほど、真面目で実直な人物とされています。

　「どうする家康」では、お笑いトリオ・ハナコの岡部大さんが演じており、どんな任務も笑って引き受けるような、正直でまっすぐな性格。作中では元忠と行動を共にすることが多く、二人の通称から取った「彦七コンビ」としても人気を得ました。岡部さんの演技も相まって、人柄の良さがにじみ出る親吉の屈託のない笑顔に癒されたという人も少なくないでしょう。

渡辺守綱

　「渡辺守綱」は、“槍半蔵”の異名を持つ槍の名手として知られ、数々の戦で武功を挙げた猛将です。三河一向一揆では一揆勢として家康と敵対しましたが、のちに許され帰参。その後は、家康の側近の一人として活躍しました。

　「どうする家康」ではおしゃべりで女性好きというお調子者なキャラクターで、声優の木村昴さんが好演。物語初期から登場する徳川家臣の中では、本多正信と共に最終盤まで家康に仕え、重苦しい展開の中でも一時の笑いや癒しを与えてくれる清涼剤のような役割を全うしました。そんな、明るく憎めない性格の守綱が友だちなら、毎日を楽しく過ごせそうですよね。

「どうする家康」の徳川勢で友だちになりたいのは？

　ここまで「どうする家康」の徳川勢から3人を紹介しました。徳川勢にはこのほかにも、最期まで家康をやさしく見守った夏目広次や、時々任務に失敗するものの頼れる味方である服部半蔵など、友だちに一人はいると楽しくなりそうな個性豊かなキャラクターが多数登場します。

　選択肢は「どうする家康」公式サイトより、登場人物一覧の「徳川勢（家族）」および「徳川勢（徳川家臣）」に掲載されているキャラクターを中心とした、計42人となります（本来の徳川家臣である石川数正を含む）。もし選択肢にない登場人物に投票したい場合は「その他」を選択のうえ、コメント欄にキャラクター名と投票理由をお書きください。

　また、各登場人物の好きなところや、友だちになりたい理由、印象に残っている作中のエピソード・セリフなども、ぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしております！

参考

• 大河ドラマ（「どうする家康」）
• 徳川十六将ってどんな人？（静岡新聞）
• 鳥居元忠 | 登場人物（大河ドラマ「どうする家康」）
• 徳川一筋の忠義者・鳥居元忠が辿った生涯｜人質時代から家康を守り続ける三河武士の鑑【日本史人物伝】（サライ）
• 鳥居元忠は三河武士の鑑～伏見城での壮絶な最期（PHPオンライン）
• 平岩親吉 | 登場人物（大河ドラマ「どうする家康」）
• 平岩親吉（日本の旅侍）
• どうする家康（Wikipedia）
• 渡辺守綱 | 登場人物（大河ドラマ「どうする家康」）