【高畑勲監督】のアニメであなたが好きな作品はどれ?【人気投票実施中】
日本を代表するアニメ監督の一人であった故・高畑勲さんといえば、宮崎駿さんとともにスタジオジブリを設立・発展させた立役者の一人。宮崎監督が師と仰ぎ、ジブリ設立以前から「アルプスの少女ハイジ」や「母をたずねて三千里」といった名作を数多く手がけたことで知られています。その繊細な感情表現や丁寧な日常描写など、リアルで説得力のある世界観は、海外からも高い評価を得ています。
今回は、そんな高畑監督が手掛けたアニメについてアンケートを実施します。高畑監督作品であなたの一番のお気に入りアニメを教えてください。それではまず、数ある名作の中から3つの作品を紹介しましょう。
火垂るの墓
野坂昭如さんの短編小説を原作に高畑勲さんが監督・脚本を務めた、1988年公開のジブリ映画「火垂るの墓」。数あるジブリアニメの中でも、おそらく最も暗い作品の部類で、戦争の残酷さや無情さをリアルに妥協なく描いています。
高畑さん自身は、単なる反戦テーマやお涙ちょうだいの作品ではなく、終戦前後の混乱を生きる「普通の子供」がたどった悲劇の物語を綴りたかったと語っています。まるで蛍のように儚く消えゆく兄妹二人の小さな命の輝きに、誰もが心を震わせずにはいられません。
かぐや姫の物語
日本人なら誰もが知っている「竹取物語」を原作とした、2013年公開のジブリ映画「かぐや姫の物語」。高畑さんは公開から4年半後の2018年4月5日に亡くなったため、本作が遺作となりました。
全編通して水墨画や水彩画のような柔らかなタッチで描いているのが特徴で、まるで1枚の絵が動いているかのような映像は芸術的な観点からも評価されています。また、主題歌「いのちの記憶」や、最後に流れる久石譲さん作曲の天人の音楽なども、作品づくりに重要な役割を果たしています。
太陽の王子 ホルスの 大冒険
1968年に「東映まんがパレード」にて公開されたアニメ映画「太陽の王子 ホルスの大冒険」は、高畑さんの初監督作品(名義としては「演出」)です。高畑さんがアニメ監督として前進するための足がかりとなった映画で、場面設計・原画を担当した宮崎駿さんにとっても、初めて本格的に携わったアニメ作品でした。
興行的な成功には至らなかったとされる一方、大人でも楽しめるクオリティーという評価もある作品。精鋭のスタッフや、往年の名俳優たちを多く声優として起用した、隠れた名作とされています。原作はアイヌの伝承をモチーフにした戯曲で、幻想的な映像表現が美しく、一貫したテーマ性が光る冒険アニメーションです。
まとめ
ここまで高畑監督が手がけた3つのアニメ作品を紹介しました。選択肢には、上記3作を含むテレビアニメ&劇場アニメ13作品を設定しています。いずれも日本のアニメ史に残る名作ばかり。あなたが一番好きな作品にご投票ください。
また、もしも選択肢以外で高畑監督が携わった作品が好きという人は「その他」に投票のうえ、コメント欄に作品名を記入してください。そのほか、高畑監督作品の思い出や魅力なども、ぜひコメント欄にお寄せください。アンケートへのご協力よろしくお願いします!
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