「来たぞ！　連休が！」とガッツポーズする人も多いであろう年末年始。12月末から1月一週目まで、長めの休みを満喫できるチャンスです。せっかくの休みだからと旅行へ行く人、久しぶりに実家へ帰省する人、家で存分にゴロゴロする人など、過ごし方はさまざまですよね。

　今回は、休みの日はだいたいエンタメ作品を見て過ごす編集部員が「【年末年始に一気見したい】『眠れないほど夢中になるドラマ』10選」を紹介します。旅行先への移動中や実家で暇になったとき、家で休みを満喫したいときのお供に最適な作品をそろえました。レッツエンジョイ年末年始！

※本記事で紹介する作品の中には、レイティング（年齢制限）を定めている作品も含まれます。※暴力・ハラスメントが多いなど、精神的苦痛を感じる作品も含まれますので鑑賞する際は注意してください。

一流シェフのファミリーレストラン

　「一流シェフのファミリーレストラン」は、2022年に配信開始したアメリカのコメディドラマシリーズです。一流レストランでシェフをしていた主人公・カーミーは、兄が自死したことをきっかけにシカゴへ帰郷。彼は若く才能のあるシドニーを雇い、兄が経営していたビーフ・サンドイッチ店「ザ・ビーフ」を立て直そうと奮闘します。しかし、それぞれがプライドを持って仕事をしていた「ザ・ビーフ」のスタッフとうまく連携が取れず、また自身が抱えるトラウマのせいで思うようにいかず、厨房は大混乱となってしまうのでした。

　同作は多様なバックボーンを持つ登場キャラクターそれぞれの苦悩や仕事に対する向き合い方、料理への熱意を描く作品です。キャラクターたちの心情を繊細に表現したり、厨房内の混乱をワンカットで映し出したりと、表現が非常に多彩。こうした要素が批評家たちから評価され、カーミーを演じたジェレミー・アレン・ホワイトが「第80回ゴールデングローブ賞」テレビ部門主演男優賞（ミュージカル・コメディ部門）を受賞しました。2023年にはシーズン2が配信され、シーズン3の制作も決定しています。

※レイティング15＋作品（ディズニープラスによるレイティング）

石子と羽男―そんなコトで訴えます？―

　「石子と羽男―そんなコトで訴えます？―」は、2022年にTBS系で放送された作品で、有村架純さんと中村倫也さん主演のリーガルドラマ。4回司法試験に落ちたパラリーガル・石田硝子（通称：石子）と、見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」を持ち司法試験に一発合格するも、想定外のことが起こると思考停止してしまう弁護士の羽根岡佳男（通称：羽男）が、さまざまなトラブルを解決していくバディモノです。

　同作で石子と羽男に舞い込む相談は、「カフェで携帯電話を充電していたら店から訴えられた」「息子が勝手にスマホゲームに多額の課金をした」「ファスト映画のアップロードで逮捕された」「隣人トラブルで困っている」などさまざま。大きな稼ぎに繋がるような案件ではなくとも、法律という武器を使い、市井の人々に「決して一人ではない」と寄り添う二人の活躍にグッと胸が熱くなる作品です。

地獄が呼んでいる

　「地獄が呼んでいる」は、2021年に配信が開始されたNetflixオリジナルドラマ。ある日突然、人々の前に現れるようになった“なにか”。“なにか”に共通しているのは、姿を見た人間に地獄行きの宣告をすることでした。宣告された人々が次々と怪死するなか、宗教団体「新真理会」が「神の裁きだ」と主張し始めます。超常現象が頻発するディストピアを舞台に、台頭する教団や必死に生き抜こうとする人々の姿が描かれます。

　同作は、日本でもヒットしたゾンビ映画「新感染 ファイナルエクスプレス」のヨン・サンホ監督が手がける作品。全6話の2部構成となっているシーズン1は前後半で登場人物ががらりと変わり、さまざまな人々の視点から超常現象が起こる世界を映し出します。配信開始直後にNetflix全世界ランキング1位の視聴時間を記録し、「イカゲーム」に続くヒットを記録。2022年にはシーズン2の配信決定がアナウンスされました。

※レイティング18＋作品（Netflixによるレイティング）

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