【麒麟がくる 第16話】光秀、苦渋の決断! 覚醒の瞬間に感動!「大河ドラマ『麒麟がくる』」ネット上の反応は?
INDEX
「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。
主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。
「麒麟がくる」第16話(5月3日放送)のあらすじ
高政(伊藤英明)を討つべく出陣する道三(本木雅弘)。国を二分する戦に、明智家はどちらにつくべきか光安(西村まさ彦)は思い悩む。一方、光秀(長谷川博己)は戦を回避すべく、尾張の信長(染谷将太)と帰蝶(川口春奈)の元へ向かった。道三に肩入れして戦に手出しをしないこと、その代わりに織田との同盟を破棄せんとする高政を一命をかけて押しとどめると訴える光秀。
しかし弟・孫四郎(長谷川 純)に手を貸さず死に追いやったとして光秀に対する不信感が拭えない帰蝶は、光秀を厳しく突き放す。 (「麒麟がくる」公式サイトより)
「麒麟がくる」第16話のネット上での評価
ネット上での「麒麟がくる」第16話の評価は、「ポジティブ」が 74.6%となりました。
第16話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの光秀が回顧するシーン
今回最も盛り上がったのは、20時40分ごろの光秀が道三や高政との会話を思い返すシーンです。道三、高政、それぞれの陣営が戦の準備を進める中、光秀は家臣に「どちらの陣にもつかない」と宣言していました。しかし、主君である道三の金言、高政とともに過ごした日々に思いをはせる中、道三側につくことを決めました。
帰蝶の変化を実感!
第16回では、再び帰蝶が信長の参謀として活躍しました。尾張と信長の今後を真剣に考える姿は、好評を博しています。特に、清州城を訪れた光秀に冷たい態度で接する様子には、凛とした芯の強さを感じられました。「帰蝶様いいよね。おくゆかしいけど主張は曲げない芯の強さとか、影の参謀的な行動にグッとくる!」と絶賛されています。
視聴者の中には、帰蝶の着物に注目した人もいました。「帰蝶の着物が次第に変わっていくのが面白い。左半分は青い波模様で、右半分は黄色い花。彼女は次第に、尾張の人になっている」「帰蝶の打掛、凝っていたなぁ。後ろ身頃・左右で柄がちがう。おとなしめの小粋柄と荒々しい強気柄。注目の裏地は金系の辛子色。おしゃれ~。尾張での帰蝶の立場の盤石さを衣装で表している」などのコメントがありました。衣装担当の黒澤さんが強いこだわりを持って制作した着物の数々は、帰蝶というキャラクターの魅力を視聴者に伝えたようです。
さり気ない信長のアシストが素晴らしい!
光秀に対面した帰蝶は、強い憤りを感じます。その怒りを和らげたのは信長でした。信長は、素知らぬふりで古今和歌集に登場する歌の意味を問い、帰蝶を落ち着かせます。この何気ない言動は、「信長様は『分からぬ』とか言いながら、あんなに頭に血が上っていた帰蝶さまを冷静にさせて、太夫に逃げ道を用意させるようにヒントを出しとったのか、全然うつけでもたわけでもない」「嫁の賢さを信頼しつつプライドも立てる信長。出来た旦那やね」と絶賛されています。
一方、古今和歌集を伏線として注目し、「雪を花に喩えていることさえ分からず憤慨する信長。これは光秀の文化人として秀でた一面はあまり評価されず、藤吉郎が教養の有無にかかわらず重用され愛されていく伏線なのかも」「信長が比喩表現とか社交辞令とか忖度とか皮肉とか京都風言い回しとかそういうものを理解できない という伏線か…」など、信長の人物像について考察する人も多くいました。
高政の変貌ぶりが際立つ!
前回に引き続き、第16回でも高政の狡猾な面がフォーカスされていました。高政は、土岐源氏の由緒正しい血筋を受け継いでいると言い張り、国衆を統率しようとしていました。これに対しネット上では「斉藤高政は武士にも商人にもなりきれない、とても悲しい存在に私には見えた」といった感想や、「高政の『本当かどうか分からなくても効果があるなら偽りでも良い』という態度は最近の世の中でも見たことあるなと思った」など、その言動を危険視するコメントがみられました。
視聴者の中には、思わず高政と道三の姿を比較して分析する人たちもいました。「通りのよさ・箔つけのために生まれを曲げて駄々をこねる高政。『わしの父親は油売りだ』と生まれをそのまま話す道三。とても対照的」「道三は自らを父親だと認められず、受け止められず、虚飾する高政の弱さを見抜いている」と、2人の違いを語るコメントがアップされています。かつて高政は、光秀と国政について熱く語り合っていました。その時には想像できなかった変貌ぶりが大きな反響を呼んでいるのではないでしょうか。
まとめ
光秀は、道三と高政の合戦を何としてでも止めようとしていました。そのような中、高政は、領地替えの検討を光秀にほのめかし、「明智荘から出ていけ」と暗に示しました。光秀は、高政の言動に不信感をいだきます。他方では道三が、人の上に立つ者の理想像、豊かな国を作る上で重要なことを光秀に説きました。光秀は、先代から受け継いできた明智荘の地を死守するべく、道三が陣営を構える鶴山に向かいました。
今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第16話『大きな国』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。
次回は……
長良川を挟み、道三と高政の軍勢がし烈な戦いを繰り広げます。しかし、兵力2000人ほどの道三軍は、明らかに劣勢でした。対する高政軍は1万人以上もの兵を引き連れていたのです。信長が道三に加勢しようとするものの、道三の最期の時が徐々に近づきます。第17話は、それぞれの正義が激突し、私たちに熱いものを感じさせてくれるのではないでしょうか。
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