日本生産性本部は、「労働生産性の国際比較 2023」を公表しました。これはOECD.Statデータベースなどをもとに毎年分析・検証し、公表されているものです。
本記事では、そのなかから「就業者一人当たり労働生産性」のランキングを紹介します。さっそくランキングを見ていきましょう!
(出典元:日本生産性本部「労働生産性の国際比較2023」)
「一人当たりの労働生産性が高い国」ランキング
第2位:ノルウェー(21万9359ドル)

第2位は「ノルウェー」でした。就業者一人当たりの労働生産性は21万9359ドルです。
北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島の西岸に位置するノルウェーは、豊かな自然に恵まれた国で、山岳氷河とフィヨルドが多く、平地が少ないところが特徴です。古くから世界有数の漁業国として知られていてサケやマスなどの養殖も盛ん。また工業も発達していて、1970年代からは北海油田の開発も始まるなど、エネルギー関連事業にも注力しています。
主要輸出産品である天然ガス・原油の大幅な価格上昇や需要の増加による輸出額の増加が、労働生産性を大幅に押し上げる要因となったとの見解がなされています。
第1位:アイルランド(25万5296ドル)

第1位は「アイルランド」でした。アイルランドは同ランキングで3年連続となる1位を獲得。就業者一人当たりの労働生産性は25万5296ドルです。
北西ヨーロッパのアイルランド島の大部分を占めるアイルランドは、「モハーの断崖」など、雄大な自然が感じられる国です。首都ダブリンや南部にあるコークなどの主な都市は、それぞれがコンパクトにまとまっているため、生活しやすいところが特徴。ウイスキーや黒ビール「ギネス」の産地としても知られています。
1980年代は日本と同等の労働生産性でしたが、2010年から2022年の12年間で約2.5倍に増加。これは、法人税率を低く抑えてGoogleやAppleなどの多国籍企業を呼び込み、経済を急成長させた影響だとされています。また、これらの企業は、コロナ禍でも活動があまり制約されなかったため、労働生産性の上昇につながったと考えられています。
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