世界最大級の国際的大都市である東京都。東京23区をはじめ、さまざまな自治体を有していますが、中でも人口密度の高い市区町村はどこなのでしょうか？

　今回は国土地理院の面積データと、東京都が公表している人口推計から「人口密度の高い東京の市区町村」ランキングを紹介します。なお、境界未定地がある自治体の面積は参考値となります。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

（出典元：国土地理院「令和5年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／東京都「『東京都の人口（推計）』の概要（令和5年10月1日現在）」）

人口密度が高い「東京都の市区町村」ランキングTOP30

第5位：荒川区（2万1631.3人／平方キロメートル）

　第5位は荒川区。人口密度は1平方キロメートルあたり2万1631.3人でした。

　東京23区の北東部に位置する荒川区は、歴史や下町情緒を感じる街並みと新しい街並みが融合したエリアです。「谷中銀座」などの有名な商店街、東京23区唯一の公営遊園地「あらかわ遊園」や「汐入公園」などの大型公園が整備されているため、ファミリーにうれしい環境が整っています。

第4位：文京区（2万1698.6人／平方キロメートル）

　第4位は文京区。人口密度は1平方キロメートルあたり2万1698.6人でした。

　東京23区のほぼ中央に位置する文京区は、閑静な住宅街が広がるエリア。森鴎外や夏目漱石など、数多くの文化人が生活してきた地で、「東京大学」「お茶の水女子大学」「東京医科歯科大学」など、大学が多く立地している文教地区としても知られています。

　読売ジャイアンツの本拠地「東京ドーム」を中心に、さまざまな商業施設が集まる「東京ドームシティ」など、観光スポットも点在。「根津神社」や「小石川植物園」など、自然を身近に感じられる場所も多いため、魅力的なエリアとなっています。

第3位：台東区（2万1741.4人／平方キロメートル）

　第3位は台東区。人口密度は1平方キロメートルあたり2万1741.4人でした。

　東京23区の北東部に位置する台東区は、歴史のある街並みが残るエリアで、「雷門」で知られる「浅草寺」は約1400年の歴史を持っています。「上野アメ横商店街」や「浅草仲見世通り」をはじめ、「上野動物園」などが位置する「上野恩賜公園」、日本最古の遊園地とされる「浅草花やしき」など、バラエティに富んだ観光スポットが多いのも魅力です。

第2位：中野区（2万2238.9人／平方キロメートル）

　第2位は「中野区」。人口密度は1平方キロメートルあたり2万2238.9人でした。

　東京23区の西部に位置する中野区は、サブカルチャーの聖地として知られる「中野ブロードウェイ」をはじめ、飲食店や商店街も多いため、生活利便性の高いエリアです。

　都心部でありながら「中野四季の森公園」など大規模な公園も整備されているため、利便性と自然とのバランスも魅力の一つ。また、防犯パトロールを実施する団体を支援する「パトロール団体活動支援事業」を行うなど、治安にも力を入れています。

第1位：豊島区（2万3507.3人／平方キロメートル）

　第1位は豊島区。人口密度は1平方キロメートルあたり2万3507.3人でした。

　東京23区の北西部に位置する豊島区は、若者に人気の池袋やシニア層に人気の巣鴨、高級住宅街として知られる目白など、さまざまな表情を持つエリアです。

　水族館やプラネタリウム、ショッピングセンターなどが入る複合施設「サンシャインシティ」をはじめ、商業施設が充実。「東京芸術劇場」や「トキワ荘マンガミュージアム」など文化施設も多く、「豊島区立南池袋公園」や「IKE・SUNPARK」など公園も整備されているため、利便性と自然とのバランスに優れたエリアとなっています。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！