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国土交通省では毎年度、東京・大阪・名古屋の三大都市圏の通勤通学時間帯における鉄道の混雑状況について調査し、その結果を発表しています。
今回はその中から、2022年度の「名古屋圏の主要鉄道区間における混雑率」のランキングを紹介します。本調査における主要区間は「国土交通省において継続的に混雑率の統計をとっている区間等」を指し、混雑率は「最混雑時間帯1時間の平均(主に2022年10月~11月1日または複数日の乗車人員データを基に計算したもの)」となっています。
2022年度、名古屋圏の平均混雑率は118%を記録し、2021年度に比べて8ポイント増加しました。名古屋圏を走る鉄道路線のうち、通勤通学時間帯に多くの人が乗車した路線・区間はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
調査概要
| 調査期間 | 2022年度(主に2022年10月~11月1日または複数日の乗車人員データを基に計算) |
|---|---|
| 調査対象 | 名古屋圏において国土交通省が継続的に混雑率の統計をとっている区間等 |
(出典元:報道発表資料:三大都市圏の平均混雑率が増加~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和4年度実績)~ – 国土交通省)
混雑率の高い「名古屋圏の鉄道主要区間」ランキングTOP8

第2位:名古屋市営地下鉄名城・名港線・東別院→上前津(131%)

第2位は名古屋市営地下鉄名城・名港線の東別院~上前津間で、7時30分~8時30分の混雑率は131%でした。いずれも名古屋市中区にある駅で、平日の当該時間帯には6両編成の列車を19本運行。「1本あたりの列車が収容できる人数×1時間あたりに運行される列車の本数」を表す輸送力が1万1790人なのに対して、「実際に利用している人数」を表す輸送人員は1万5390人となっています。
上前津駅には名古屋市営地下鉄鶴舞線が乗り入れており、名古屋市中心部への乗換駅としても利用されています。また、大須商店街の入口にもほど近いことから、商店街の利用者も多くいることが考えられそうです。
第1位:名鉄本線(東)・神宮前→金山(132%)

第1位は名鉄本線(東部線)の神宮前~金山間で、7時40分〜8時40分の混雑率は132%でした。いずれも名古屋市熱田区にある区間で、平日の当該時間帯には6両編成などの列車を35本運行。輸送力が2万2086人であるのに対して、輸送人員は2万9163人となっています。
多くの種別の列車が停車するほか、神宮前駅には名鉄常滑線が乗り入れ、金山駅ではJR線や名古屋市営地下鉄名城・名港線への乗り換えが可能であるなど、利便性の高い神宮前駅と金山駅。名古屋市中心部に近いこともあり、混雑率が高くなっていると考えられそうです。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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