イギリスの高等教育専門誌『Times Higher Education（THE）』は、「THE世界大学ランキング2024」を発表しました。本ランキングは、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業への貢献」「国際性」の5つの分野の観点から各大学のスコアを算出、順位化したものです。

　本記事では調査結果から、日本の私立大学のランキングを紹介します。上位にランクインしたのはどの大学だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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（出典元：Times Higher Education（THE）「World University Rankings 2024」）

【THE世界大学ランキング】「日本の私立大学」ランキングTOP24

第3位：早稲田大学（世界801～1000位）

　第3位は2校が並びました。1校は「早稲田大学」です。東京都新宿区に本部を置く早稲田大学は、1882年に創立された東京専門学校を前身とし、1920年に設置された私立大学。「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を基本理念としています。

　総合評価は32.7～36.9。各分野のスコアでは「産業への貢献（56.7点）」「国際性（54.8点）」などが評価されている反面、「研究環境（26.2点）」が低く評価されているようです。世界801～1000位にランクインしていて、前年の1001～1200位からランクアップしています。

第3位：東京医科大学（世界801～1000位）

　「東京医科大学」も同率3位にランクイン。東京都新宿区に本部を置く東京医科大学は、1916年に創立された東京医学講習所を前身とし、1946年に設置された私立大学。建学の精神に「自主自学」を掲げています。

　総合評価は32.7～36.9点。各分野のスコアでは、「産業への貢献（70.4点）」「研究の質（54.0点）」などが評価されている反面、「研究環境（17.0点）」「国際性（21.4点）」には伸びしろがありそうです。世界801～1000位にランクインしていて、前年の1001～1200位から順位を上げています。

第1位：慶應義塾大学（世界601～800位）

　第1位は2校が並びました。1校は「慶應義塾大学」です。東京都港区に本部を置く慶應義塾大学は、1858年に創立された蘭学塾を前身とし、1920年に設置された私立大学です。

　総合評価は37.0～41.8点。各分野のスコアでは、「産業への貢献（73.3点）」が高く評価されているものの、「研究環境（27.0点）」は低く評価されています。世界601～800位にランクインしていて、前年の801～1000位からランクアップしました。

第1位：順天堂大学（世界601～800位）

　同率1位に「順天堂大学」も選ばれました。東京都文京区に本部を置く順天堂大学は、1838年に創立された蘭方医学塾（和田塾）を前身とし、1946年に設置された私立大学です。

　総合評価は37.0～41.8点。各分野のスコアでは「産業への貢献（81.4点）」が高評価を獲得。また、「産業への貢献（81.4点）」「研究の質（59.3点）」「教育（37.6点）」の3項目は、日本の私立大学の最高得点となっているものの、「研究環境（17.1点）」が弱点となっているようです。世界601～800位にランクインしていて、昨年度の801～1000位からランクアップしました。

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