キリンホールディングスでは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、170の世界主要国と地域における2022年のビール消費量をまとめ、その結果をランキングとして発表しました。なお、この調査は1975年分から統計が行われているものです。
世界各地でさまざまな種類や商品のあるビール。 コロナ禍の影響などにより、2019年以降は消費量が減る傾向にありましたが、2022年には影響がやや緩和され、消費量は徐々に回復しているようです。
そこで今回は調査結果の中から「国別一人当たり」のランキングを紹介します。国民一人当たりのビール消費量が多かったのはどの国だったのでしょうか、ランキングを見ていきましょう!
調査概要
| 調査期間 | 2022年1月~12月 |
|---|---|
| 調査対象 | 計170の世界主要国および各地域 |
(出典元:2022年 世界主要国のビール消費量 ~不安定な世界情勢の中、コロナ禍前の規模に回復~ | キリンホールディングス株式会社のプレスリリース)
「世界主要国の国別一人当たりビール消費量」ランキング

第2位:オーストリア

第2位は「オーストリア」でした。1人あたりの消費量は101.2リットルです。大びん(633ミリリットル)に換算すると159.8本になり、前年と比べて2.9本増加しました。
ワインの産地としても有名なオーストリアですが、「メルツェン」や「ピルスナー」など多くの種類のビールもつくられており、国内ではワインよりもビールの消費量の方が多いのだそうです。ウィーンやザルツブルグなどでビールが醸造され、国内各地のレストランやホテルで味わうことができます。
第1位:チェコ共和国

第1位は「チェコ共和国」でした。本調査において、30年連続での1位となっています。同国の1人あたりの消費量は188.5リットルで、大びん(633ミリリットル)に換算すると297.7本になり、前年と比べて6.9本増加しました。
チェコ共和国には多くの世界遺産がありますが、2023年には新たに「ジャテツとザーツホップの景観」が登録されました。チェコ共和国にある都市・ジャテツでは、ビールづくりに欠かせない原料のひとつである「ホップ」が、中世から長きにわたって栽培されています。そのような歴史的経緯もあり、ビールはチェコの人々にとって昔から身近なものだったようですね。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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