【解説あり】湯浅政明監督作品、あなたはどれが一番好き? ~アンケート~
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テレビアニメ、アニメ映画など多くの作品で迫力のある映像を生み出し、ファンを魅了し続けてきた湯浅政明さん。その印象的な作品はアニメファンだけでなく、見た人すべての記憶に焼き付くと思います。リアルをデフォルメする天才ですよね。
劇場版「クレヨンしんちゃん」の設定なども多く担当しているので、映画クレしんといえば湯浅さん! という印象の人も多いのではないでしょうか?
「ケモノヅメ」や「カイバ」など、アニメ制作会社・マッドハウスと共同で原作を担い、監督を務めファンの心をつかみ、「四畳半神話大系」や「ピンポン THE ANIMATION」など、有名作品のアニメ化も担当。最近では大童澄瞳さん原作のテレビアニメ「映像研には手を出すな!」も話題となりました。あと、「アドベンチャー・タイム」を制作したと知った時は衝撃でした……。
近年では劇場アニメでも多く活躍しており、「夜明け告げるルーのうた」や「きみと、波にのれたら」で多くの映画賞を受賞している、世界から注目されているアニメーション監督の1人です。2021年に公開予定の「犬王」や、夏からNetflixで配信予定の「日本沈没2020」も楽しみすぎる!
ねとらぼ調査隊では、「湯浅政明監督作品、あなたは一番好きなのは?」というアンケートを実施します。今回は編集部がピックアップした作品を対象にアンケートを実施しますが、これが好き! という作品がありましたら「その他」に投票していただき、コメント欄に作品名をお願いいたします!
作品ごとの色が強いけれど、でもなんか癖になる、そんな湯浅監督作品から一番好きなものを選ぶのは難しいと思いますが、ぜひご協力をお願いいたします。
それでは、アンケート対象となっている湯浅政明監督作品を紹介していきます。
マインド・ゲーム
2004年に公開された湯浅さんの初監督作品であり、初長編アニメーション作品でもあります。ロビン西さんによる漫画『マインド・ゲーム』が原作となっており、主人公の西はお笑い芸人の今田耕司さんが声を務め、その他にも多くのお笑い芸人が声優を務めている作品です。アニメーションと実写の融合が特徴的な作品です。
ケモノヅメ
2006年に放送された湯浅監督初のテレビアニメ監督作品。アニメ制作会社・マッドハウスとの共同原作で、キャラクターデザインは伊東伸高さん。「四畳半神話大系」や「ピンポン THE ANIMATION」、「夜明け告げるルーのうた」などのゴールデンタッグが誕生した作品でもあります。
第1話から「マインド・ゲーム」の作風が色濃く出ていて、海洋生物の実写映像をトリミングしたカットと、伊東さんの特徴的なキャラクター、奇抜な色使い、そしてアクションシーンと、一気に世界観に引き込まれます。
カイバ
2008年に放送されたテレビアニメです。こちらもマッドハウスとの共同原作で、脳の一部「海馬」がタイトルの由来。記憶をデータ化して肉体を乗り換えることができるという設定と、記憶を失った主人公・カイバの成長が素敵な作品となっています。
ディストピアな世界観と、主人公・カイバの声を務めた桑島法子さんの演技が個人的な好きポイントです。ちょっと手塚治虫作品っぽい雰囲気もいいです。
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四畳半神話大系
2010年に放送されたテレビアニメ。森見登美彦さんの同小説が原作で、湯浅監督にとって初の小説をアニメ化した作品だそうです。
京都の大学に入学し、入ったサークルによってどんな大学生活を歩むか、というパラレルワールドを1話完結方式で描いた作品。小津や樋口、ヒロインの明石さんなど個性的な登場人物と、大学のイカれたサークルに所属する人たちなど、1つきっかけが変わるだけで激変する人間関係が面白いです。主人公の独白がものすごく多いのが特徴で、あの森見登美彦さんの独特な言い回しを演じきった浅沼晋太郎さん本当にすごい。
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キックハート
2013年に公開された約13分のショートアニメ。押井守さん監修。日本のアニメとしては初のクラウドファンディングを利用した作品で、20万ドルを超える資金調達を成功させました。ドMの男性レスラー・マスクマンMと、ドSの人気レスラー・レディSの愛の物語です。なんだこの設定、と思いますが、見始めると体感3分くらいで見終わっちゃいます。
ピンポン THE ANIMATION
2014年に放送されたテレビアニメ。原作はもちろん、実写映画も有名。卓球部に所属するペコとスマイルの成長を描いた作品で、松本大洋さん独特の青春の描写がアニメーションで表現されています。終盤になるにつれて増える試合シーンの臨場感、感動します。
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夜は短し歩けよ乙女
2017年公開された劇場アニメ。「四畳半神話大系」の森見登美彦さんの小説が原作で、主人公の「先輩」と、先輩が一目惚れした「黒髪の乙女」を描いた映画です。先輩の声優には星野源さんが起用されて話題になりました。
なるべく彼女の目に止まる作戦、略して「ナカメ作戦」を実行する先輩と、夜を飲み歩く黒髪の乙女が過ごす長い夜が素敵なんですよね。パンツ総番長や学園祭事務局長、「四畳半神話大系」にも出てくる樋口師匠など、個性的すぎる脇役も素晴らしい。「韋駄天こたつ」とか、ゲリラ演劇「偏屈王」とか、ネーミングセンスがマジで好き。
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夜明け告げるルーのうた
2017年公開の劇場アニメ。アヌシー国際アニメーション映画祭・長編部門でグランプリを獲得。日本人でこの快挙を成し遂げたのは宮崎駿さん(紅の豚)、高畑勲さん(平成狸合戦ぽんぽこ)のみで、湯浅監督で3人目となりました。
音楽が1つのテーマとなっており、エンディングテーマでもある斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」が各所で使われていて、歌詞と物語がいい具合に交わっていてすごくいい。ダンスシーンがめちゃくちゃ楽しい。あと漁師2人組の癖が強いんじゃあ!
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DEVILMAN crybaby
2018年からNetflixで配信開始されたアニメ。永井豪さんの『デビルマン』を原作としたアニメで、“不朽の名作”にして“完全映像化は不可能”と呼ばれたデビルマンの結末までを、時代背景を現代に変えて映像化した作品です。マジですごかったなぁ……。
永井さんと湯浅監督のインタビューでは、永井さんが「湯浅監督なら。デビルマンは身近な物を抽象的に描いているということに気付いてもらえるんじゃないか」という発言をしています。(参考:永井豪&湯浅政明監督に「DEVILMAN crybaby」についてインタビュー、「デビルマンの本質を押さえたものになった」と太鼓判)
SUPER SHIRO
2019年よりAbemaとTELASAで独占配信されているショートアニメ。「クレヨンしんちゃん」のシロが主人公の物語で、原案も湯浅監督が務めています。
ごく普通の犬であるはずのシロが、不思議なバッジでヒーローに変身! 伝説の骨「ボボボボボーン」を見つけ、悪の手先から春日部の平和を守ります。シロがとにかくかわいくて、ボボボボボーンを狙うデカプーとの戦いもコミカルで楽しいです!
きみと、波にのれたら
2019年に公開された劇場アニメ。「夜明け告げるルーのうた」に続き、海が舞台のファンタジー映画ですが、湯浅監督作品では珍しいまっすぐな恋愛要素も特徴で、ナタリーのインタビューによると「多くの人に気に入ってもらえるよう振り切っていると思います」とのことです。湯浅監督作品で、こんな“まっすぐに切ない”ストーリーは珍しいですよね。「めちゃくちゃ湯浅監督なんだけど、なんかこれまでと違う!」と思いながらエンドロールを眺めてました。あと、たまごサンドがすごくおいしそう。
「ルーのうた」と同様に、歌が物語のキーとなっていて、主題歌「Brand New Story」を歌っているGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太さんは主人公の1人・港の声優も務めています。
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映像研には手を出すな!
2020年に放送されたテレビアニメです。この作品の放送終了後、3月25日に湯浅監督は自身が代表取締役社長を務めていたアニメ制作会社「サイエンスSARU」を退任しました。
アニメを制作する女子高生、設定を作るのが大好きな浅草氏と、お金大好きな金森氏、アニメーターを目指す水崎氏の3人を描いたアニメです。浅草氏の妄想が広がっていくシーンはワクワクしかしないですね!
※Amazonアカウントを利用してFODに会員登録すると2週間の無料トライアルキャンペーンに参加できます(2020年5月13日時点)。
以上の作品が投票対象となります! 投票よろしくお願いいたします!
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