国際的な大都市として世界有数の人口を有する東京都。23区を中心に、日本の政治や経済の中枢を担っています。そんな東京23区で、人口が多いのはどの区なのでしょうか。

　今回は、東京都が公表している2024年1月1日時点の人口推計をもとに、「東京23区の人口」ランキングを紹介します。さっそくランキングを上位から見ていきましょう！

　なお、面積については、総務局行政部長通知「東京都区市町村別の面積について（令和5年10月1日時点）」を参照しています。

（出典元：東京都「東京都の人口（推計）（令和6年1月）」）

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「東京23区で人口が多い区」ランキング

第2位：練馬区（75万3257人）

　第2位は、75万3257人の人口を擁する「練馬区」でした。

　東京23区の西端に位置する練馬区は、1947年に誕生した、23区でもっとも新しい区です。当時は23区で3番目に人口が少ない区でしたが、現在は大都市へと成長を遂げました。東京メトロをはじめ、西武鉄道・都営地下鉄などの鉄道路線が利用できるため、新宿駅や池袋駅など都心へのアクセスも良好。農地面積は23区で1位を誇り、光が丘公園や石神井公園などの公園も整備されているため、豊かな自然が息づく住宅都市となっています。

　練馬区は、男性36万1109人に対し、女性39万2148人と女性が多いところが特徴。また、面積は48.08平方キロメートルと23区で5番目に広く、人口密度は1平方キロメートルあたり1万5667人で16位となっています。

第1位：世田谷区（93万9548人）

　第1位は、93万9548人の人口を擁する「世田谷区」でした。

　東京23区の南西部に位置する世田谷区は、公園や緑道など豊富な自然が魅力の、閑静な住宅街が広がるエリアです。鉄道は京王・東急・小田急などの私鉄路線が利用でき、新宿駅や渋谷駅など都心主要駅へのアクセスも良好。二子玉川や成城学園前などの高級住宅街や、三軒茶屋や下北沢など人気の商業地が多くあります。砧公園や世田谷公園など公園も整備されているため、利便性と自然とのバランスに優れた地域となっています。

　世田谷区は、男性44万3298人、女性49万6250人と、男女別人口でもいずれも23区で1位を獲得。面積が58.05平方キロメートルと23区で2番目に広いこともあり、人口密度は1平方キロメートルあたり1万6185人で14位となっています。

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