インバウンド向けメディア「訪日ラボ」などを運営するmovでは、2024年1月2日～1月15日の期間で、Googleマップから公開されている口コミを対象に、調査リソース上のデータを独自に分析し、その結果をランキングとして発表しました。

　今回はその中から「インバウンド人気観光地ランキング」の「商業施設編」を紹介します。これは、訪日ラボが選出した日本国内にある244カ所の商業施設を対象として調査したものです。全国にある商業施設のうち、多くの外国人観光客から人気を集めたのはどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

　【2024年2月26日18時10分追記】記事初出時、2位の解説に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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調査概要

（出典元：外国人に人気の商業施設ランキング！六本木ヒルズが3位、1位は？ | 訪日ラボ）

「外国人に人気の商業施設」ランキング

第2位：キャナルシティ博多

　第2位は福岡県福岡市の「キャナルシティ博多」でした。福岡空港やJR博多駅といった交通の要衝や、天神などの市街地からほど近い場所にあり、多くの外国人観光客から人気を集めた理由がうかがえます。

　「キャナルシティ博多」内には、ショッピングモールや映画館などの商業施設のほか、ホテルやオフィスなども入居しています。その名前の由来となった「運河（キャナル）」が施設の中央エリアを流れ、時間になれば噴水ショーが始まるなど、まるで劇場にいるような体験ができるのも特色のひとつです。

　施設内には自動外貨両替機も設置されており、各種通貨から日本円への両替も気軽に行えるなど、外国人観光客にうれしいサービスも充実しています。

第1位：錦市場

　第1位は、京都府京都市にある「錦市場」でした。京都市中心部にほど近いエリアに立地しており、京都市内に多くある観光スポットとともに訪れやすいことも、魅力のひとつと考えられそうです。

　「京の台所」と呼ばれることもある錦市場の歴史は、今から約400年前に遡るそうです。平安時代にはすでに市場があったと推測されており、江戸時代になると幕府公認の市場として発展していきました。

　現在では、京野菜や鱧、湯葉、生麩といった京都の食文化を感じられる食材が集まる錦市場。市場には東西約390メートルのアーケードがあり、さまざまな食材を味わえることから、日々多くの人で賑わっています。

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