イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education（THE）」は、「THE世界大学ランキング2024」を発表しました。本ランキングは、「教育」「研究環境」「研究の質」「産業への貢献」「国際性」の5つの分野の観点から各大学のスコアを算出、順位化したものです。

　本記事では、そのなかから関西地方の大学のランキングを紹介します。上位にランクインしたのはどの大学だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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（出典元：Times Higher Education（THE）「World University Rankings 2024」）

【THE世界大学ランキング】「関西地方の大学」ランキング

第4位：京都府立医科大学（世界801～1000位）

　第4位は「京都府立医科大学」でした。

　京都府京都市上京区に本部を置く京都府立医科大学は、1872年に設立された「京都療病院」を前身とし、大学令により1921年に設置された公立大学。有能な医師・看護師・保健師・助産師に必要な教育を施すとともに、医学および看護学の深奥を究め、文化の進展と人類の福祉に寄与することを目的としています。

　京都府立医科大学は、総合スコア32.7～36.9点で、世界801～1000位にランクイン。指標では、「産業への貢献（68.2点）」で高評価を獲得しています。

第3位：神戸大学（世界601～800位）

　第3位は「神戸大学」でした。

　兵庫県神戸市に本部を置く神戸大学は、1902年に設置された「神戸高等商業学校」を前身とし、1949年に設置された国立大学。「学理と実際の調和」を建学の理念に、国際性に富む文化のもと、普遍的価値のある「知」を創造しつつ人間性豊かな指導的人材を育成することを使命としています。

　神戸大学は、総合スコア37.0～41.8点で、世界601～800位にランクイン。「産業への貢献（75.4点）」では高評価を獲得しました。「教育（39.5点）」「研究の質（48.1点）」などでも安定した評価を受けています。

第2位：大阪大学（世界175位）

　第2位は「大阪大学」でした。

　大阪府吹田市に本部を置く大阪大学は、医師・蘭学者の緒方洪庵が1838年に設立した「適塾」をルーツとし、1931年に国内6番目の帝国大学「大阪帝国大学」として設置された国立大学。「地域に生き世界に伸びる」ことをモットーに、次代の社会を支え、人類の理想の実現をはかる有能な人材を社会に輩出することを目標としています。

　大阪大学は、総合スコア60.4点で、世界175位にランクイン。国内では4位となっています。指標は、「産業への貢献（100点）」「教育（62.5点）」「研究環境（65.7点）」「研究の質（50.5点）」で高評価を獲得しています。

第1位：京都大学（世界55位）

　第1位は「京都大学」でした。

　京都市左京区に本部を置く京都大学は、1897年に国内2番目の帝国大学「京都帝国大学」として創立された国立大学。創立以来築いてきた自由の学風を継承・発展させつつ、地球社会の調和ある共存に寄与する人材の育成を目的としています。

　京都大学は、総合スコア75.0点で、世界55位にランクイン。指標についても「産業への貢献（100点）」「教育（85.4点）」「研究環境（84.3点）」で非常に高い評価を受けています。

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