【京アニ】最も人気な作品ランキング！　1位は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」【2021年最新投票結果】

　4月7日から4月20日まで、ねとらぼ調査隊では「あなたが一番好きな京都アニメーション作品は？」というアンケートを実施していました。

【京アニ】あなたが一番好きな京都アニメーションの作品はどれ？【2021年版アンケート】 | ねとらぼ調査隊

　高いクオリティの作品を数多く世に送り出し、多くのアニメファンが愛している「京都アニメーション（京アニ）」。ギャグや青春モノなど、さまざまなジャンルの作品を描いています。　2020年9月に「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開され、2021年7月からは「小林さんちのメイドラゴン」のテレビアニメ第2…

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　投票対象は、京都アニメーションが手掛けてきた21作品。「涼宮ハルヒの憂鬱」や「響け! ユーフォニアム」など、何期にもわたって放送された作品はシリーズ作品としてカウントします。

　今回のアンケートでは、総数5055票もの投票をいただきました。ありがとうございます！　それでは、結果を見てきましょう。

第10位：映画 聲の形

　第10位は「映画 聲の形」でした。得票数は117票、得票率は2.3％となっています。

　2016年に公開された劇場アニメ。『週刊少年マガジン』で連載されていた大今良時さんの漫画『聲の形』が原作となっています。

　聴覚障害者であるヒロイン・西宮硝子と、小学生のころ仲間たちと硝子をイジメていた主人公・石田将也が、高校生になり再会。将也は、小学生の時、硝子の高級な補聴器を壊してしまったことが原因で、仲間たちからもイジメられるようになり、中学高校でも孤立していました。バイトに明け暮れ、補聴器代を母親に返し、自殺しようと考えていた矢先の再開に戸惑いながらも、新しい友だちや硝子と親交を深めていく中で、ずっと心の中にあるトラウマと向き合っていくことになる、というシリアスな作品です。

　さまざまな方面で話題となった原作を、「けいおん！」や「たまこラブストーリー」の山田尚子監督がアニメ化しました。

第9位：「中二病でも恋がしたい!」シリーズ

　第9位は「『中二病でも恋がしたい!』シリーズ」でした。得票数は127票、得票率は2.5％となっています。

　2012年に放送。京都アニメーションが発行する文庫レーベル「KAエスマ文庫」の同名作品が原作となっているアニメシリーズです。2013年には劇場アニメとして新規カットを加えた総集編が、2014年にテレビアニメ第2期が、2018年には新作「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」が公開されました。

　自分を「魔王」や「ダークフレイムマスター」であると信じ込む、いわゆる“中二病”であった主人公・富樫勇太が、入学した高校で現役の中二病である小鳥遊六花と出会い、同好会「極東魔術昼寝結社」を設立し、青春を送っていくラブコメ作品です。

第8位：ツルネ -風舞高校弓道部-

　第8位は「ツルネ -風舞高校弓道部-」でした。得票数は145票、得票率は2.9％となっています。

　KAエスマ文庫から発行されている綾野ことこさんの小説『ツルネ ―風舞高校弓道部―』が原作。

　中学時代、弓道部に所属していた主人公の少年・鳴宮湊は、中学最後の試合で負け、弓道を辞めます。しかし、風舞高校に進学し、凄腕の射手である滝川雅貴と出会ったことをきっかけに再び弓道をはじめ、高校で弓道部に入部する、というストーリーになっています。

　劇場版の制作が決定しており、新しい「ツルネ」が見られるのが楽しみですね！

第7位：「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ

　第7位は「『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ」でした。得票数は185票、得票率は3.7％となっています。

　SF要素のある青春物語という独自のストーリーや、登場キャラクターがダンスをするエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」などが話題となり、ネット上を中心に大きなムーブメントを起こした作品。2000年代のアニメの代表格といっても過言ではないと思います。

　2009年には「涼宮ハルヒの憂鬱」のリメイク＋新規ストーリーを描いた新シリーズが放送。夏休みを繰り返すエピソード「エンドレスエイト」を8話連続で放送しネット上をにぎわせました。また、2010年には劇場版「涼宮ハルヒの消失」が公開されました。

第6位：「CLANNAD」シリーズ

　第6位は「『CLANNAD』シリーズ」でした。得票数は257票、得票率は5.1％となっています。

　こちらはゲームブランド「Key」の作品で、怪我で夢を絶たれた高校生の主人公・岡崎朋也と、体が弱く留年してしまったヒロイン・古河渚が出会い、渚の夢を朋也が手伝っていくというストーリーです。2007年に第1期が放送され、第2期「CLANNAD～AFTER STORY～」は2008年に放送されました。ネット上で「CLANNADは人生」といわれるほど評価の高い作品。「AFTER STORY」では、卒業後のストーリーが描かれ、見た人はたぶん挿入歌「小さなてのひら」は聞くだけで泣けます。

　メインヒロインである渚ルートをメインに、他のヒロインや岡崎の親友である春原陽平のストーリーを描いた作品です。また、人気ヒロインである坂上智代のシナリオは番外編として描かれました。「智代アフター」のアニメ化、いつまでも待ってます。

第5位：「けいおん！」シリーズ

　第5位は「『けいおん！』シリーズ」でした。得票数は373票、得票率は7.4％となっています。

　2009年にテレビアニメ第1期が放送され、大ヒットとなった作品。高校入学を期に何か始めようとしていた主人公・平沢唯は、軽音部を「軽い音楽」をする部活だと勘違いして入部する、というストーリー。2010年にはテレビアニメ第2期、2011年には「映画けいおん！」が上映されました。

　キャラクターたちが使っているモデルの楽器が爆発的に売れるなど、社会現象にもなったアニメです。

第4位：氷菓

　第4位は「氷菓」でした。得票数は419票、得票率は8.3％となっています。

　2012年に放送。小説家・米澤穂信さんの「〈古典部〉シリーズ」第1作『氷菓』をタイトルにしたアニメ作品です。

　高校生になった省エネ主義の主人公・折木奉太郎が、姉からの命令で部員が1人もいなくなった「古典部」に入部しますが、古典部にこだわりを持つ少女・千反田えると出会い、日常のちょっとした不思議と向き合うことになるミステリ作品です。

第3位：「響け! ユーフォニアム」シリーズ

　第3位は「『響け! ユーフォニアム』シリーズ」でした。得票数は705票、得票率は13.9％となっています。

　2015年に放送された「響け! ユーフォニアム」は、武田綾乃さんの同名小説を原作とした、吹奏楽部をテーマとした作品です。2016年には第2期「響け! ユーフォニアム2」、2018年にはスピンオフ劇場アニメ「リズと青い鳥」、2019年には2年生編となる映画「響け！ユーフォニアム ～誓いのフィナーレ～」が上映されました。

　主人公・黄前久美子を中心に、吹奏楽部メンバーの心情や人間関係がこと細かに描写されており、物語を通して成長していく姿に心を打たれる作品です。

　コメントでは「久美子の成長が“音”を通して感じられる、特別な体験ができるアニメ」「日本のアニメを代表する青春群像劇」「演奏シーンは圧巻」といった声が寄せられていました。

第2位：「Free!」シリーズ

　第2位は「『Free!』シリーズ」でした。得票数は740票、得票率は14.6％となっています。

　2013年に放送された「Free!」は、KAエスマ文庫より発行されている小説家・おおじこうじさんの『ハイ☆スピード！』を原作とした作品です。2014年には第2期「Free!-Eternal Summer-」、2018年には第3期「Free!-Dive to the Future-」が放送され、2021年9月17日には最終章「劇場版 Free!-the Final Stroke-」の前編が劇場公開される予定です。

　男子水泳部の日々を中心に描いた作品で、時には問題に直面しながらも、水泳を通じて高校生たちの絆と青春を感じられる作品となっています。

　コメントでは「男子水泳部を取り扱うアニメは少ないので、非常に魅力的だった」「原作の『ハイ☆スピード！』も好き」といった声が寄せられていました。

第1位：「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズ

　第1位は「『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ」でした。得票数は1321票、得票率は26.1％となっています。

　2018年に放送された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、KAエスマ文庫から発行されている暁佳奈さんの小説『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を原作とした作品です。2019年には外伝作品「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」、2020年には「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開されました。

　戦場で「武器」として戦うことしか知らなかった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、さまざまな人の愛に触れていくことで、自分自身を見つめなおし成長していくストーリー。徐々に感情が芽生えていくヴァイオレットに、つい感情移入してしまいますよね。

　コメントでは「自分の中で10年に1度出会えるかレベルの名作」「何度でも見れるし、いつも同じシーンで泣ける」「作画や音楽すべてが大好き」といった声が寄せられていました。