リクルート進学総研では、高校生や高校生の保護者、高校の教員、高等教育機関など、進路選択に関する調査を実施し情報発信しています。また、学校基本調査などのデータを分析し、今後のマーケット予測を行っています。

　今回はそんな「リクルート進学総研」の協力のもと、関西エリアの高校生が選んだ「教育方針・カリキュラムが魅力的だと思う大学」ランキングを紹介します。ランキングは、2024年3月に卒業予定の高校3年生を対象に行ったものです。

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【関西エリアの高校生に聞いた】「教育方針・カリキュラムが魅力的だと思う大学」ランキング

調査概要

（出典元：スタディサプリ「2023年版！　大学ブランドランキング【スタディサプリ進路】」）

第2位：大阪教育大学

　第2位は、得票率13.2％の「大阪教育大学」でした。昨年度の同ランキング18位から大きく順位を上げています。

　大阪府柏原市に本部を置く大阪教育大学は、1874年に創立された「大阪府師範学校」を前身とし、学制改正により1949年に設置された国立大学。学芸の研究教授につとめ、高い学識と豊かな教養をもつ人材、とくに有為な教育者の育成を目的としています。

　大阪教育大学では、関西大学・近畿大学の3大学の連携による大学院のほか、大阪府・大阪市・堺市の各数育委員会とも連携し、大阪の教育力を結集した「オール大阪」の体制で教育研究を推進。学習指導法・生徒指導・学級経営などについて、理論・実践動向を体系的に学び、学校実習で実践的に探究することで、教職に求められる実践的指導力を高めています。また、幼稚園・小学校・中学校・高等学校をはじめ、養護・特別支援学校の教諭専修免許状が取得できるほか、学校心理士の受験資格が得られるところも魅力です。

第1位：京都大学

　第1位は、得票率13.3％の「京都大学」でした。昨年度の同ランキング2位から順位をひとつ上げています。

　京都府京都市左京区に本部を置く京都大学は、1897年に「京都帝国大学」として創立された国立大学。創立以来「自由の学風」を継承・発展させ、「教養が豊かで人間性が高く責任を重んじ、地球社会の調和ある共存に寄与する、優れた研究者と高度な専門能力を持つ人材」の育成を目的としています。

　吉野彰さんや本庶佑さん、赤﨑勇さんをはじめ、数多くのノーベル賞受賞者を輩出している高い研究力に加え、関心のある学問を幅広く学べる環境が整っているところも魅力。京都大学では、入学後に学部に関係なく国際高等教育院による「教養・共通教育」が行われます。教養・共通教育では、「人文・社会科学」「自然科学」「外国語」をはじめ、「情報学」「健康・スポーツ」「キャリア形成」「統合科学」「少人数教育」の幅広い科目群を用意。多種多様な科目に触れながら視野を広げられるところも強みです。