「教員一人当たりの研究経費が多い国公立大学」ランキングTOP30! 第1位は「東京大学」【2021年度版】

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 現在、日本には86の国立大学があり、さまざまな研究が行われています。学部の構成や付属病院の有無などによって異なりますが、研究所などが併設されている大学では、研究経費がより多くなる傾向にあります。その中でも常勤教員一人当たりの研究活動に使用される経費が大きいのは、どの大学なのでしょうか。

 本記事では大学改革支援・学位授与機構が公表しているデータを基に、2021年度の「教員一人当たりの研究経費が多い国公立大学」をランキング形式で紹介します。早速ランキングを見ていきましょう!

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

(出典元:大学改革支援・学位授与機構「国立大学法人の財務等」

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「教員一人当たりの研究経費が多い国公立大学」ランキング

画像:写真AC
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第5位:東北大学(1577.9万円)

画像:PIXTA

 第5位は「東北大学」でした。2021年度版における教員一人当たりの研究経費は1577.9万円です。

 宮城県仙台市青葉区に本部を置く東北大学は、1907年に「東北帝国大学」として創立された国立大学。「研究第一主義」の伝統と「門戸開放」の理念、「実学尊重」の精神の下、世界最高水準の研究・教育を展開。豊かな教養と人間性、あらゆる事象に対して科学する心を持ち、知的探究を行える行動力のある人材と、国際的な視点から多様な分野で専門性を発揮して指導的・中核的役割を果たす人材の育成を目的としています。

 東北大学は世界最高水準の教育研究活動を展開できる国立大学として、2017年に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定されました。教員一人当たりの研究経費に関しては、過去6年間の推移を見ると2016年度に1590.0万円となってから年々低下し、2020年度に1303.5万円となっていましたが、再び上昇しています。

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第4位:大阪大学(1585.3万円)

画像:PIXTA

 第4位は「大阪大学」でした。2021年度版における教員一人当たりの研究経費は1585.3万円です。

 大阪大学は緒方洪庵によって1838年に創立された「適塾」を起源とし、1931年に日本で6番目の帝国大学「大阪帝国大学」として創設された国立大学です。「地域に生き世界に伸びる」ことをモットーに、次代の社会を支え、人類の理想の実現を図る有能な人材を社会に輩出することを目標としています。

 大阪大学は2018年に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定されました。世界トップレベルの感染症教育研究を推進するため「感染症総合教育研究拠点(CiDER)」を設置するなど、さまざまな研究を続けています。教員一人当たりの研究経費に関して過去6年間の推移を見ると、2016年度から1400万円台を推移。前年にあたる2020年度と比較すると150.6万円増加しています。

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第3位:東京工業大学(1686.4万円)

画像:PIXTA

 第3位は「東京工業大学」でした。2021年度版における教員一人当たりの研究経費は1686.4万円です。

 東京工業大学は1881年に設立された「東京職工学校」を前身とし、1929年に設置された国立大学。広く理工学分野における研究者・教育者、産業界における技術者・経営者として、指導的役割を果たせる善良・公正かつ世界に通用する人材の育成を使命としています。

 東京工業大学は、2018年に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定。最先端の研究領域を開拓する基礎研究者の育成を目的に、2018年に「基礎研究機構」を設置し、さまざまな教育・研究を行っています。教員一人当たりの研究経費に関しては、過去6年間の推移を見ると2018年度に1715.8万円を記録。前年にあたる2020年度は1509.0万円となりましたが、上昇の兆しが見えています。

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第2位:京都大学(1795.9万円)

画像:PIXTA

 第2位は「京都大学」でした。2021年度版における教員一人当たりの研究経費は1795.9万円です。

 京都府京都市左京区に本部を置く京都大学は、1897年に「京都帝国大学」として創立された国立大学。大学創立以来の「自由の学風」を継承・発展させ、教養が豊かで人間性が高く責任を重んじ、地球社会の調和ある共存に寄与する、優れた研究者と高度な専門能力を持つ人材の育成を目的としています。

 京都大学は、2017年に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定。「ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)」「物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)」など、優れた研究拠点を有しています。教員一人当たりの研究経費に関しては、過去6年間毎年1800万円前後の高水準を推移。日本人初のノーベル賞受賞者となった湯川秀樹さんをはじめ、京都大学にゆかりのあるノーベル賞受賞者を多数輩出している高い研究力が魅力です。

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第1位:東京大学(2840.5万円)

画像:PIXTA

 第1位は「東京大学」でした。2021年度版における教員一人当たりの研究経費は、2位を1000万円以上引き離す2840.5万円です。

 東京都文京区に本部を置く東京大学は、1877年に創立された国立大学。1886年の帝国大学令により、最初の帝国大学となったことでも知られています。資質を有する全ての者に門戸を開き、広い視野を持ち高度な専門的知識と理解力・洞察力・実践力・想像力を兼ね備え、国際性と開拓者的精神を持った、各分野の指導的人格の養成を目的としています。

 東京大学は、2017年に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定。学術の卓越性の向上と研究環境の国際化を推進するため、世界のトップレベルの研究機構を置く全学組織として2011年に「国際高等研究所(UTIAS)」を設置し、さまざまな活動を展開しています。また、アメリカやアジア、ヨーロッパなど海外の研究者との交流が活発に行われているところも特徴。教員一人当たりの研究経費に関して過去6年間の推移を見ると、2016年度から2400万円台を推移。前年にあたる2020年度と比較すると、409.2万円と大幅に増加しています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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