一般社団法人日本損害保険協会は、25回目となる「自動車盗難事故実態調査」を実施し、その結果を発表しました。本調査は2000年度から自動車盗難防止対策の一環として実施されているもので、損害保険会社の協力のもと全国で発生した自動車盗難事故において、車両保険金を支払った事案を対象としています。

　本記事では調査結果から「車名別盗難状況 車両本体盗難」の件数ランキングを紹介します。2023年に多くの盗難被害に遭ってしまったのは、どの車種だったのでしょうか。この結果を踏まえ、みなさんも盗難被害に遭わないよう注意していただければと思います。

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調査概要

（出典元：ランドクルーザーが3年連続で車名別盗難ワースト1 ～「第25 回自動車盗難事故実態調査結果」を発表～｜一般社団法人日本損害保険協会）

「盗まれやすい車」ランキング

第2位：アルファード

　第2位は「アルファード」。2023年の盗難件数は364件、構成比14.0％でした。2002年に「トヨタの最高級ミニバン」として誕生した自動車です。2023年6月にはフルモデルチェンジが施され、4代目が誕生しました。4代目アルファードは「快適な移動の幸せ」を極めることをコンセプトにしており、「おもてなし」の思想に基づいた照明や操作性の高いスイッチ類を装備。また、快適な乗り心地と燃費性能の両立を図っています。

　そんなアルファードの盗難件数は、2021年が138件（構成比5.7％）、2022年には184件（構成比6.9％）と増加傾向にあります。

第1位：ランドクルーザー（プラド含む）

　第1位は「ランドクルーザー（ランドクルーザー プラドを含む）」でした。2023年の盗難件数は383件、構成比14.7％となっています。1951年にトヨタ BJ型として誕生したランドクルーザーは、高い信頼性と耐久性、そして悪路走破性を誇る4輪駆動車です。2021年8月にフルモデルチェンジを行い、300シリーズが誕生。2023年8月には中核モデルとなる新型の250シリーズが発表されました。

　本調査においては、2021～2023年の3年連続での1位となりました。また、2021年は331件（13.6%）、2022年は450件（16.9%）と、車両本体盗難の10台に1台がランドクルーザーとなっています。

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