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東北地方の日本海側に位置する「山形県」。名産のさくらんぼは全国生産量の7割を占めているほか、日本百名山に数えられる山々を多く有する自然豊かなエリアです。全国第9位の広さとなる県内には35の市町村が所在し、約100万人が暮らしています。
山形県では毎月、「山形県の人口と世帯数(推計)」において、市町村ごとの人口や世帯数についてウェブサイトで公表しています。今回はその中から「2024年1月時点の人口が多い街」のランキングを紹介します。さっそく見ていきましょう。
調査概要
| 調査期間 | 2024年1月 |
|---|
(出典元:山形県の人口と世帯数(推計)(令和6年3月1日現在)について | 山形県)
「山形県の人口の多い街」ランキング

第2位:鶴岡市(11万6697人)

第2位は「鶴岡市」で、2024年1月現在の人口は11万6697人でした。山形県の西北部に立地している鶴岡市は、日本国内初の「ユネスコ食文化創造都市」に認定されているほか、「出羽三山」「サムライゆかりのシルク」「北前船寄港地」の3つの日本遺産を有する、歴史と文化の豊かなエリア。2005年に6市町村が合併したことから、東北一広い都市となっています。そのため、市内でもエリアごとに気候などが異なることも、鶴岡市の特徴といえるでしょう。
かつて庄内藩の藩庁があったことから、現在でも城下町の雰囲気を残す市内。東北地方で唯一残存する藩校建造物や明治時代の洋館など、鶴岡市ならではの風景が魅力です。戊辰戦争後にはシルク産地として栄え、「絹の街鶴岡」として現在に至っています。日本遺産に認定された「サムライゆかりのシルク」は、こうした歴史から生まれたものです。
第1位:山形市(24万1802人)

第1位は、山形県の県庁所在地「山形市」で、2024年1月時点の人口は24万1802人でした。山形盆地の東南部に位置する山形市。1989年に市制施行100周年を迎えたのち、2019年には中核市へと移行、現在に至るまで発展を続けています。
県内の他のエリアと比べ、降雪量が少ない山形市。四方が山に囲まれていることから台風の上陸数も少ないなど、気候の面でも暮らしやすいといえそうです。
山形市は、2017年に「ユネスコ創造都市ネットワーク」への加盟が認定されるなど、文化に触れる機会が多いエリアでもあります。かつて映画館が建ち並び「シネマ通り」と呼ばれたエリアの空き店舗や空き家のリノベーションを行い、賑わいを生み出す取り組みが続けられています。こうしたことから、映画文化のうまれる街として世界的に知られるようになりました。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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