「国宝・重要文化財が多い都道府県」ランキングTOP30! 第1位は「東京都」【2024年最新調査結果】

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 歴史の中で生まれ、現在まで守られてきた国民的財産が「文化財」です。文化財は有形文化財・無形文化財・民俗文化財などさまざまに分類されており、有形文化財のうち重要なものが「重要文化財」に指定。重要文化財の中でも特に価値の高いものが「国宝」として指定されています。

 文化庁では、これらの文化財についてその種別・区分や数、都道府県別の指定件数などをWebサイトで公表しています。今回はその中から2024年4月時点の「国宝・重要文化財が多い都道府県」のランキングを紹介します。なお建造物の棟数は合計に含まれておらず、また「旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)」については福岡県と佐賀県にまたがるため両県それぞれで計上しています。

 全国の都道府県のうち、多くの国宝や重要文化財があるのはどこなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

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(出典元:文化財指定等の件数 | 文化庁

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「重要文化財が多い都道府県」ランキング

画像:写真AC
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第2位:京都府(2214件)

画像:写真AC

 第2位は「京都府」で、件数は2214件でした。美術工芸品のうち、古書(286件)は全国トップ。また、建造物も303件と全国トップとなっています。

 建造物のうち清水寺や平等院など17の寺社城からなる「古都京都の文化財」は世界文化遺産にも指定され、世界的にも知られています。また、多くの国宝や重要文化財を所蔵する京都国立博物館は、建物の一部も重要文化財に指定されています。

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第1位:東京都(2849件)

画像:写真AC

 第1位は「東京都」で、件数は2849件でした。東京都は美術工芸品のうち、絵画(636件)、工芸(767件)、書跡(700件)、考古(179件)、歴史(86件)の5分野で全国トップ。上野にある東京国立博物館には多くの重要文化財が収蔵されており、2023年4月現在で650件となっています。

 重要文化財のうち、建造物で有名なのは東京駅ではないでしょうか。1914年に竣工した東京駅丸の内駅舎(東京駅丸ノ内本屋)は、大阪市中央公会堂など赤れんがを使った作品が印象的な辰野金吾によって設計され、2012年に保存・復元工事を終えています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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