『スカーレット(朝ドラ)』第7週、炸裂する常治のツンデレ! 最低だった好感度はどうなった?
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滋賀・信楽で育った少女が、やがて男性ばかりの陶芸家の世界に飛び込み、自分だけの陶芸を目指していく物語『スカーレット』。初めての職場である荒木荘からの卒業や、信楽に戻っての新しい生活が描かれた第7週、今週も視聴者の評価と感想をお届けします。
「スカーレット」第7週(11/11〜11/16放送)のあらすじ
深野心仙(イッセー尾形)に火鉢の絵付けを学びたい喜美子(戸田恵梨香)。しかし修業には何年もかかるうえ、修業中は無給と聞き、諦めることに。そんな折、ちや子(水野美紀)が信楽に現れる。雑誌記者として活躍するちや子の話を聞くうち、 喜美子は絵付けへの思いがあふれ、大泣きしてしまう。
マツ(富田靖子)が別の陶業会社で学べるよう段取りし、常治(北村一輝)に話すが、認められない。しかし喜美子は、日本画家だった深野が、従軍画家を経て、平和の象徴のような絵付け火鉢に出会ったという話を聞き、ますます深野心仙に学びたいと熱望。他で学ぶことは考えられなくなる。
一方、飲み屋で偶然同席した深野から「弟子入りを志願する女の子が来たが長続きしない」と言われた常治は思わず反論。翌日、喜美子が絵付けを学ぶことを許し、とうとう喜美子は深野の9番目の弟子となった。 (『スカーレット』公式サイトより)
「スカーレット」第7週のネット上での評価
ネット上での『スカーレット』第7週の評価は、「ポジティブ」が 77.7%となりました。
第7週最大の盛り上がりポイントは「ツンデレ常治」
スカーレット第7週、最大に盛り上がったポイントは11月16日。絵付け師になる修行をするため、常治の説得に悩む喜美子たちでしたが――(詳細は後述)。視聴者も納得する粗のない流れで、常治の許しを得た回でした。
ちや子の前で絵付けへの想いが爆発
修行中は無給であり、ものになるまで長く時間がかかる事を知り、 深野心仙(フカ先生)への弟子入りを諦めた喜美子。キラキラとして輝いていた瞳は暗く沈み、足取り重く家路に帰る喜美子を待っていた、『ちや子の川原家訪問』というサプライズ。そこからの展開に、多くの視聴者は釘付けになりました。Twitter上でも、「ちや子がいたから大泣きできたんだね」と、喜美子の我慢に目を向けるもの。「ちや子さんの目が穏やかで健康的な感じ」と、新聞記者時代との違いに目を向けたものなど、さまざまな声が見られました。
喜美子がちや子に対して、“絵付けがやりたい!”と気持ちを爆発させるシーン。それを傍から見守った川原家の次女・直子の気持ちに焦点を当てて、「直子スペシャル回だった」や「反抗期の子供だった直子の挙動が、少し大人に近づく」といったツイートが多く見られたのも特徴的でした。さらに、ちや子がお土産として持ってきた雑誌を、その後のシーンで姉妹仲良く読む姿にほっこりとした人も多くいたようです。
フカ先生の人生が詰まった15分
フカ先生の絵付け姿を目撃する喜美子。この人の弟子になりたい、絵付けをするならフカ先生の下で修行したいと心に決めるシーン。その際に語られたフカ先生の戦争体験や、夢に対する考え方に「ああ…フカ先生も… 従軍画家…」や「フカ先生の今日のひと言にグッときました!」「フカ先生の過去、火鉢に絵を描けることの喜び、それを見た喜美子の表情、素敵でした」など、多くの視聴者が心を打たれ、思い思いの気持ちを言葉にしていました。
また、「単なる口癖だと思ってたけど、両親との思い出が染み込んだ深い深い意味のある口癖だったなんて⋯…」と、フカ先生の口癖“ええよ”の秘密が心に染みる視聴者の姿も。なおこの日(11月14日)のスカーレット関連ツイートの多くがフカ先生に対するものでしたが、そこからさかのぼって、喜美子の歴代師匠?(草間、大久保、借金取り)とそれぞれの名言をまとめるツイートも。喜美子の成長を、 作中の登場人物に混じって視聴者も見守っている様子が伺えます。
マイナスに振り切れていた常治の好感度、ちょっと回復?
スカーレット第7週、もっとも多くの視聴者が心を打たれた11月16日の放送回は、“毒親”とほとんどの視聴者から嫌われていた(?)父、常治の好感度が急上昇する回でした。相変わらず飲み屋で酒浸っている常治でしたが、そこに居合わせたのはフカ先生。喜美子を根性なしのように言われ激怒した常治の姿に、多くの視聴者は良い意味で裏切られたようです。
Twitter上では、「娘を擁護しようとフカ先生に全力で反論する父親の愛情に ちょっと泣いてもうたわ」や「親バカ発揮したツンデレシーンで、−1,000,000点だった常治の好感度が-500,000点まで爆上がりしました」など、第7週を代表するワンシーンとなりました。
また、ここでもスカーレットの脚本の上手さに触れたツイートが目立ち、「常治とマツさんにヘイトが向かう今日この頃ですが、恐らく『視聴者の心も脚本通り』なんでしょうね」といったものや、「ありがちな流れにならない、スカーレットはそれより深い」「回を追うごとに好きになるドラマ」など、見るたびに惹きつけられて、毎朝見逃せないストーリー展開を楽しんでいるようです。
まとめ
第7週は、取り巻く環境により、自分が本当にやりたいことができなくなる喜美子。それでも諦めきれない喜美子。そして夢を追うことを許された時の喜美子――といった感じで、 喜美子の運命や感情が目まぐるしく移り変わっていくストーリー展開となっていました。
注目の第8週は……
無事、フカ先生の弟子入りを果たした喜美子。舞台は3年後に移ります。 採用の可能性が低いことを知りつつも、 絵付け火鉢のデザインをやることになった喜美子。 そんな中、丸熊陶業に改革の足音が聞こえはじめ……。第8週も見逃せません!
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