高知県では、直近の国勢調査結果である確定人口に、住民基本台帳の移動報告（出生・死亡・転入出など）を反映させた人口を「高知県推計人口」としてウェブサイトで公表しています。

　今回はその中から「2024年1月現在の人口が多い街」のランキングを紹介します。高知県にある市町村のうち、多くの人が暮らしている街はどこだったのでしょうか。さっそく、ランキングを見ていきましょう。

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調査概要

（出典元：高知県推計人口 | 高知県）

「高知県で人口が多い街」ランキング

第2位：南国市（4万5820人）

　第2位は「南国市」で 、2024年1月時点の人口は4万5820人でした。高知県中央部に位置し、県都・高知市に隣接する南国市は、約1300年前には国府が置かれ、土佐の政治経済の中心地として栄えたとされています。高知自動車道南国ICや高知龍馬空港を有する、土佐の玄関口としての役割を果たしています。他にも、JR土讃線・後免駅やとさでん交通の路面電車が市内外を結び、交通の拠点となっています。

　豊かな自然と温暖な気候に恵まれていることから、農業を基幹産業とする南国市では、ハウス園芸のほか、土佐の稲作発祥の地として米作も盛んに行われ、高知平野には水田が広がっています。また、高知大学医学部・高知大学農学部・高知工業高等専門学校が集まる学園都市としての面をもっていることも特色のひとつでしょう。

第1位：高知市（31万7320人）

　第1位は県庁所在地でもある「高知市」で、2024年1月時点の人口は31万7320人でした。

　高知県中央部に位置する高知市。中心市街地は南北3キロ、東西5キロほどですが、全体の市域面積は309平方キロメートルを有しています。 中心市街地は生活の利便性が高く、学校や病院、文化施設などが集積。また、「街路市のまち」としても知られ、その代表である「日曜市」には約400店が並び、地域の人々や観光客でにぎわいます。

　また、年間日照時間、年間降水量がともに全国トップクラスと、温暖で山や海などの豊かな自然に恵まれたエリアです。土佐二十四万石の城下町として栄え、現在に至っています。

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