リクルート進学総研が、高校3年生の大学に対する志願度やイメージを調査した「進学ブランド力調査2020」の結果を公開しています。今回はその中から、関西の高校生が選んだ「伝統や実績がある大学（全体）」のランキングを見ていきましょう。

（出典元：リクルート進学総研）

第3位：早稲田大学

　第3位は「早稲田大学」。「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を建学の理念として掲げ、自由と多様性を重んじている大学です。勉強だけでなく、スポーツや課外活動などにも挑戦できる機会を提供しており、協定を結んだ他の大学の講義も単位として認める「単位互換制度」なども設けています（2021年度は中止）。

　キャンパスには、2007年に国の重要文化財に指定された「大隈講堂」や、旧3号館の外観を再現した新3号館など、歴史を感じさせる建物が多くあります。また早稲田大学図書館には、2点の国宝をはじめ、貴重な資料が数多く保管されています。

第2位：京都大学

　第2位は「京都大学」でした。1897年に京都帝国大学として創立された国立大学で、高度な専門能力だけでなく、豊かな教養や責任感も備えた人材の育成に努めています。現在は創立125周年を迎える2022年へ向けて、「京大力、新輝点。」というスローガンのもと、“京都大学からはつねに独創的で画期的な新しい何かが生まれる”という大学の魅力をより強固にしていくことをめざしています。

　大学のシンボルである時計台（本部本館）は、1925年に完成。2003年には大学創立100周年を記念して、「百周年時計台記念館」として生まれ変わりました。京都大学総合博物館には約260万点の学術資料が収蔵されており、国宝や重要文化財も多く含まれています。

第1位：東京大学

　そして第1位は「東京大学」でした。1877年に創立された歴史ある大学で、幅広い知識とリーダーに不可欠な人格を育成するため、リベラルアーツ教育に力を入れています。すべての学生は入学後2年間、教養学部で一般教養を広く学び、大学3年から興味を持った専門分野の学習へ移ります。

　大学のシンボルの1つで、国の重要文化財にも指定されている赤門（旧加賀屋敷御守殿門）は、1827年に建てられました。1925年に完成した安田講堂をはじめとする本郷キャンパスの施設は、歴史情緒にあふれる美しく洗練されたデザインのものばかりです。

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