5月25日の緊急事態宣言解除を受けて、レインボーブリッジおよび都庁が7色のレインボーカラーにライトアップされました。

　これは、新型コロナウイルス感染症を乗り越えるための「7つのモニタリング指標」の状況を示すためのライトアップだそうです。ライトアップは毎晩20時から24時に実施され、東京アラートが発動された際には赤色でのライトアップに切り替わるそうです。

　このライトアップはTwitterでも特集されるほど、話題となりました。ネットではどのような反応があったのかを見ていきましょう。

ネットではポジティブな反応が上回る

　ライトアップが実施された5月25日に大きく盛り上がり、同日22時にピークを迎えました。

「本当に圧巻！」ライトアップに心躍る声

　7色のレインボーカラーにライトアップされたレインボーブリッジ。実際にライトアップされたレインボーブリッジを目の当たりにしたユーザーや、ニュースなどで写真を見たユーザーからは「本当に圧巻です！」「綺麗ですね。素敵な試みだと思います」といった声が寄せられています。

　また、レインボーブリッジがライトアップされたことから、今までの日常に戻ることを願う声も多く見られました。声優の田中敦子さんはレインボーブリッジの写真と共に「どうかみんなに七色の日常が戻ってきますように」とツイートされていました。

「赤色になりませんように」引き続き警戒を強める声

　5月25日には7色のレインボーカラーにライトアップされたレインボーブリッジと都庁ですが、東京アラートが発動された際には、赤色のライトアップに切り替わってしまいます。

　これに対し、ユーザーからは「レインボーブリッジのライトアップが赤色になりませんように……」や「感染状況が悪化して『東京アラート』が発動されると赤くライトアップされます。このまま赤くなりませんように！」と、赤色にライトアップさせたくないといった思いが寄せられました。

　また、赤色にライトアップされることのないよう「引き続き3密に気をつけながら生活していきましょう」といった声も見られました。まだ新型コロナウイルスは収束しておらず、あくまで緊急事態宣言が解除されたことをきっかけにライトアップが実施されたので、引き続き注意していきたいところです。

「見えない」「パフォーマンス」など批判的な声

　ネガティブな反応と分類されたツイートでは「見えない」といったワードが頻出していました。

　実際に投稿されたツイートでは「全然見えない。できれば東京スカイツリーや東京タワーも一緒にすればいいのに。それはそれで、いつもの生活に戻れることに期待」や「レインボーブリッジなんて、都民のほとんどが見えない。東京タワーの方がまだ現実的」と、レインボーブリッジでなく東京タワーなど別のランドマークをライトアップした方が効果的だったのではないかとの意見が見られました。

　また、「レインボーブリッジが見えるのなんて、東京のほんの一部からでしょ。パフォーマンスばっかり」「レインボーブリッジを常時見れるの都民の何パーセントよ。普通にニュース等で流してくれればいいのよ。そういうパフォーマンス要らんから！」と、ライトアップをパフォーマンスの一環として批判するような意見も見られました。

ゲーミングデバイスに見えるとの声も

　レインボーカラーとなったレインボーブリッジや都庁の写真を見て、同じくレインボーに点灯するマウスやキーボードなどのゲーミングデバイスを連想したユーザーもいました。

　ゲーミングデバイスを連想したユーザーからは「都庁のことゲーミング都庁って誰かが言っているのを見てから、レインボーブリッジもゲーミングブリッジにしか見えなくなってしまったw」「ゲーミングブリッジ＆ゲーミング都庁」といった声が寄せられていました。

　「レインボーに光っていたら全部ゲーミングデバイスかよ！」といった突っ込みも見られましたが、確かに言われてみると……そうにしか見えなくなってくるかも？

調査概要

調査期間	2020年5月25日～2020年5月26日
調査対象	Twitter
調査件数	8041 件（10%サンプリング）
調査キーワード	レインボーブリッジ
調査方法	対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考	実数に近づけるため件数を100%に補正