1980年に石橋貴明さんと木梨憲武さんによって結成されたお笑いコンビ「とんねるず」。ボケとツッコミを明確に分けないスタイルで活躍し「オールナイトフジ」や「夕やけニャンニャン」への出演で人気を確立しました。

　音楽プロデューサーである秋元康さんや後藤次利さんとの出会いを機に歌手としても才能を開花させ、「ガラガラヘビがやってくる」ではミリオンセラーを記録するなど、多くのヒット曲を生み出しています。結成40周年を迎えた2020年には、ポニーキャニオン時代に発表した全189曲の配信が始まり、名曲の数々を再び耳にすることが多くなったと感じる人もいるでしょう。

　そこで、今回ねとらぼ調査隊では「あなたが好きなとんねるずのシングル曲は？」というアンケートを行います。まずは選択肢の中から、編集部が選んだ3曲を紹介します。

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一番偉い人へ

　1992年9月に発売された19枚目のシングル「一番偉い人へ」は、「とんねるずのみなさんのおかげです」第2期のエンディングテーマ。「一番偉い人へ」と何度も投げかけるようにして、今何をすべきかを歌ったメッセージソングです。

　理不尽な世の中や権力者に対する皮肉とともに、群衆に埋もれながら懸命に働く人々の姿が描かれていて、先行き不透明な状態が続いている現代社会と相通じる部分が多いですよね。前作の「ガラガラヘビがやってくる」とは打って変わって、とんねるずの2人が真面目に「一番偉い人へ」を歌う姿は、大きな反響を呼びました。

迷惑でしょうが…

　1987年4月に発売された「迷惑でしょうが…」は、失恋をテーマにしたミディアムバラードです。昭和歌謡をほうふつとさせるメロディーと、石橋貴明さんの「前略～」というセリフが哀愁を漂わせています。

　もともとサードアルバム「キャニオン初」に収録されていて、アルバムバージョンは萩原健一さん主演ドラマ「前略おふくろ様」のパロディーソングです。とんねるずの冠番組において萩原健一さん主演ドラマのパロディーコントが鉄板ネタとなっていたこともあり、とんねるずの2人が萩原健一さんのモノマネをしながら歌っています。

情けねえ

　1991年5月に発売された17枚目のシングル「情けねえ」は、「一番偉い人へ」と同じく、「とんねるずのみなさんのおかげです」第2期のエンディングテーマ。歌詞は風刺のきいた内容で、発売した当時に起きた湾岸戦争に向けた曲とされています。

　美しいメロディーと、考えさせられる歌詞を人気絶頂だったとんねるずが歌うアンバランスさが印象的でした。この楽曲のヒットで第22回日本歌謡大賞を受賞するとともに、とんねるずとして初出場した第42回紅白歌合戦でも披露されました。

「とんねるず」のシングル曲で好きなのは？

　ここまで、特に人気の高い3曲を紹介しました。投票対象は、とんねるずが発売したシングルの表題曲23曲です。また、楽曲に関してのエピソードや熱い思いなども、ぜひコメントでお寄せくださいね。それでは下のアンケートより、ご投票よろしくお願いします！