アメリカの出版社・コンデナストが発行している旅行誌『コンデナスト・トラベラー』では読者投票を実施し、その結果を「Condé Nast Traveler’s 2023 READERS’ CHOICE AWARDS」として発表しました。これは各国の観光業界に関連するさまざまな部門について読者投票を実施し、集計したものです。

　今回は調査結果から「トレイン部門」のランキングを紹介します。「世界最高の鉄道旅行」として多くの読者から支持を集めたのは、どのクルーズトレインだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：The Best Train Trips in the World: 2023 Readers’ Choice Awards | Condé Nast Traveler）

「世界最高の鉄道旅行」ランキングTOP20

第2位：パレス・オン・ホイールズ（インド）

　第2位は、1982年にインドで初めての豪華観光列車として生まれた「パレス・オン・ホイールズ」でした。ラジャスタン州の観光開発のために、インド鉄道との共同で運行を開始したもので、8日間でラジャスタン州とインド北部の都市・アーグラを横断します。

　イギリス領インド帝国時代の首長やインド総督のために建造されたという車両を用い、それぞれの車両にはラージプートの諸王国にちなんだ名前が付けられているパレス・オン・ホイールズ。客室にはエアコンやWi-Fiを完備しているほか、2つのレストラン「マハラジャ」「マハラニ」では、各国の料理を楽しむことができます。

第1位：ななつ星in九州（日本）

　第1位は、2013年に日本初のクルーズトレインとして誕生した「ななつ星in九州」。1泊2日の「九州周遊コース」や3泊4日の「霧島コース」「雲仙コース」など、バリエーション豊かなプランが魅力のクルーズトレインです。

　深みのあるロイヤルワインレッドの車両はもちろん、車内も高級感にあふれたぜいたくな造り。伝統工芸「組子」や「柿右衛門窯」「清六窯」といった作品がふんだんに用いられ、豊かな日本文化、九州の文化を感じることができます。

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