世界最大規模の世論調査会社イプソスは、日本を含む世界30カ国2万3269人を対象に、2024年イプソスグローバル「幸福感調査」を実施しました。「幸福感」については4段階で評価を行い、「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と回答した人の割合が高い順にランキング化されています。

　どのような国の人が幸せを感じているのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：イプソス「2024年イプソスグローバル『幸福感調査』」）

幸せな国ランキング

第2位：メキシコ（83％）

　第2位は「メキシコ」でした。「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と回答した人の割合は83％です。

　北アメリカ南部に位置するメキシコは、温暖な気候、豊かな自然や水源に恵まれ、さまざまな文化が栄えてきたエリアです。マヤやアステカの古代遺跡、スペイン領時代の建造物、世界有数のビーチリゾート「カンクン」など、観光名所も点在。トルティーヤやワカモレなどのメキシコ料理も魅力です。

　2011年から開始されている幸福感調査において、メキシコは2017年3月に43％を記録するも、近年は毎年幸福度がアップ。2023年1月と比較すると2ポイント、調査が開始された2011年11月と比較すると5ポイントと、それぞれ幸福度が上昇しています。

第1位：オランダ（85％）

　第1位は「オランダ」でした。「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と回答した人の割合は85％です。

　ヨーロッパ北西部に位置するオランダは、国土の4分の1が海面より低い位置にあるため、古くから水路を利用した交通網が発展してきたエリアです。なかでも首都アムステルダムは、市の中心部から同心円状に運河が張り巡らされていて、その美しさから「北のヴェネツィア」とも称されています。

　また、オランダには生産量世界一を誇るチューリップや、ユネスコの世界遺産にも登録されている「キンデルダイクの風車」など、さまざまな魅力があります。さらに、高度な施設園芸により農業も盛んで、食料自給率も高い国です。オランダでは2020年から幸福感調査を開始しており、毎年85％前後の高い幸福度を維持しています。

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