【電車の混雑率】首都圏・主要区間の混雑率ランキング! 1位は東京メトロ東西線(木場→門前仲町)【2019年調査結果】
通勤ラッシュ時の満員電車といえば、東京を象徴する風景のひとつ。まっすぐ立っているのも難しいような混雑ぶりは、どれだけ慣れたとしてもつらいものがありますよね。混雑回避のためにできるだけすいている車両を選んだり、出勤時間をずらしたりしている人もいるのではないでしょうか。
国土交通省では、通勤・通学時間帯の鉄道の混雑状況を把握するために、毎年「都市鉄道の混雑率」を調査し、そのデータを発表しています。今回は2019年度の調査結果から、東京圏における混雑率の高い路線を、ランキング形式で紹介します。
(出典:国土交通省「資料2:三大首都圏の主要区間の混雑率(2019)」)
第3位:JR総武線 緩行(錦糸町→両国)
第3位は「総武線(緩行)」です。「錦糸町駅」から「両国駅」の区間で計測された混雑率は194%でした。
総武線(緩行)は東京都三鷹市の「三鷹駅」と千葉県千葉市の「千葉駅」を各駅停車で結び、「新宿駅」や「代々木駅」「秋葉原駅」「西船橋駅」などの主要駅を通る路線です。千葉方面から東京の中心部へ出るのに便利なほか、錦糸町駅では東京メトロ半蔵門線への乗り換えが可能となっています。
第2位:JR横須賀線(武蔵小杉→西大井)
第2位は「JR横須賀線」となりました。「武蔵小杉駅」から「西大井駅」の区間の混雑率は195%です。JR横須賀線は東京都千代田区の「東京駅」と神奈川県横須賀市の「久里浜駅」を結ぶ路線。主要駅には「鎌倉駅」や「横浜駅」、「品川駅」などがあります。
本路線が混雑する理由の1つに、2010年にホームが新設された「武蔵小杉駅」への人気が考えられます。同駅の誕生により、周辺エリアにおける東京都内へのアクセスが改善されたことで、混雑率が上昇したものと推察されます。現在はその解消の一環として、同駅では横須賀線の新ホーム増設工事が行われています。
第1位:東京メトロ東西線(木場→門前仲町)
第1位は「東京メトロ東西線」。「木場駅」から「門前仲町駅」の区間で計測された混雑率は199%でした。東西線は名前の通り東京を東西に走る路線で、東京都中野区の「中野駅」と千葉県船橋市にある「西船橋駅」を結んでいます。
千葉方面からのアクセスに便利で、日本橋や大手町といったビジネス街を通っていることが、混雑率トップの要因であると考えられます。東京メトロは混雑率低下のため、「南砂町駅」のホーム増設による2面3線化や「木場駅」のホーム拡幅など、さまざまな改良工事を行っています。
今後、テレワークや混雑緩和のためのオフピーク通勤などにより、混雑率はどのように変化していくのでしょう。31位~1位の全順位は次のページからご覧ください!
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