今回は、イギリスの教育雑誌『Times Higher Education』が発表している「THE世界大学ランキング 日本版」から、「北海道・東北」エリアの魅力ある大学ランキングを紹介します。このランキングは、「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4つの評価項目を総合して順位化したものです。

　いわゆる旧帝大から、21世紀に入って開設された新進気鋭の大学まで、北海道・東北の大学でランキング上位に入ったのはどこなのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

（出典：THE世界大学ランキング 日本版）

第3位：国際教養大学

　第3位は、秋田県秋田市にある国際教養大学。2004年に、日本で初となる地方独立行政法人の運営による公立の単科大学として設立されました。

　ランキングの評点では、「国際性」の分野で1位となる99.9（100点満点中）をマーク。授業はすべて英語の少人数制で、卒業要件として1年間の留学が義務づけられています。また、「教育充実度」でもエリア1位に輝いています。

第2位：北海道大学

　第2位は、北海道大学です。「北大」の略称で親しまれる国立大学で、広大なキャンパスは札幌の観光名所にもなっています。

　ランキングでは、「教育充実度」と「教育成果」の項目でエリア2位を獲得。他の2項目でも平均を大きく上回っており、「フロンティア精神」「実学の重視」「全人教育」「国際性の涵養」といったクラーク博士の建学理念が、今もしっかり息づいています。

第1位：東北大学

　そして第1位は、東北大学でした。宮城県仙台市にあり、「学都仙台」の中心を担っている国立大学です。

　ランキングでは、「教育リソース」と「教育成果」の2分野でエリアトップ。「国際性」でエリア2位、「教育充実度」でもエリア3位と、オールマイティーに高く評価されています。