Mastercard経済研究所では、アジア太平洋地域の13市場を含む74市場の旅行業界の進化についてのレポートを発表しました。これは、匿名化されたMastercardのトランザクションデータを集計した独自の分析を基に、2024年以降の観光トレンドについて調査しているものです。

　今回はその中から「日本で話題の夏の旅先」のランキングを紹介します。2024年夏、日本の人々が注目する旅先はどこだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

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調査概要

（出典元：Travel Trends 2024: Breaking Boundaries）

「日本で話題の夏の旅先」ランキング

第2位：シンガポール

　第2位は「シンガポール」でした。日本からのフライト時間は7時間ほど、時差はマイナス1時間となっています。3泊あれば中心部の主要な観光スポットやグルメを楽しめるといわれているのも、人気を集めるポイントでしょう。

　東南アジアの中心地の一つとして、金融や貿易などの分野で重要な役割を果たしているシンガポール。歴史的な寺院などがある一方で、近代的な高層ビルが立ち並ぶエリアもあり、さまざまな表情を見ることができるのが特徴です。シンガポールのシンボルともいえる「マーライオン」があるマリーナベイエリアでは、ショッピングモールでショッピングを楽しむこともできます。

第1位：マニラ（フィリピン）

　第1位は、フィリピンの首都「マニラ」でした。日本からは成田空港や羽田空港、関西国際空港などから直行便が運航されています。産業都市として発展し、近代的なビルが立ち並ぶ一方で、下町の風情を残す街並みも魅力の一つ。その歴史的背景から、スペインやアメリカの影響を受けた建築物や食文化が見られます。

　世界遺産に登録された「サン・アグスチン教会」は、フィリピンに残る石造りの教会の中でも最古とされているほか、マニラを代表する建築物の一つ「マニラ市庁舎」の近くには屋台が立ち並び、スナックなどを味わうことができます。

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