2021年4月、男子ゴルフの松山英樹選手がマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たし、大きな盛り上がりを見せているゴルフ界。マスターズの優勝賞金が約2億2700万円というとてつもない金額だったことでも話題になりましたね。
そこで今回は日本ゴルフツアー機構が発表したランキングをもとに、生涯獲得賞金の多い選手TOP30を紹介します。
(出典:日本ゴルフツアー機構「生涯獲得賞金」)
第3位:中嶋常幸(16億6495万3541円)
第3位は、中嶋常幸選手でした。生涯獲得賞金は約17億円となっています。
中嶋常幸選手はライバルである尾崎将司選手や青木功選手と共に日本ゴルフ界の黄金時代を築き、3人の姓の頭文字を合わせて「AON」と称された時代を象徴する人物です。
日本ゴルフツアーでは尾崎将司選手と青木功選手に次ぐ歴代3位の48勝を誇り、さらにメジャー4大会すべてでトップ10に入るなど、海外でも目覚ましい活躍を見せました。
第2位:片山晋呉(22億3335万1055円)
第2位には、片山晋呉選手がランクイン。生涯獲得賞金は約22億円です。
片山晋呉選手はゴルフ界随一の理論派として知られ、合理的なクラブ選びや緻密な戦略、高度なボールコントロール技術などを武器に、国内のみならず海外でも活躍する人物です。賞金王5回、日本ゴルフツアー歴代5位の31勝の実績を誇り、2009年のマスターズでは4位の成績を残しています。
第1位:尾崎将司(26億8883万6653円)
そして第1位は、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司選手でした。生涯獲得賞金は約27億円となっています。
尾崎将司選手は、高校卒業後にプロ野球の西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)に投手として入団したのち、わずか3年で退団しプロゴルファーに転身。そして、プロゴルフ転向後2年目の1971年に「日本プロゴルフ選手権」で初優勝し、1973年にはメジャータイトルの一つである「マスターズ」で東洋人として初めて8位に入賞しました。
その後も、歴代最多となる日本ゴルフツアー通算94勝や賞金王12回など、数々の前人未到の記録を打ち立てた、まさに日本ゴルフ界を代表するレジェンドの一人です。
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