近年しばしば話題となっているのが、いわゆる「UJIターン」と呼ばれる地方移住。昨年は新型コロナウイルスの流行でテレワークやリモートワークが増えたことを受け、転職を必要としない移住が可能となり、さらに注目を集めています。
今回は、そんな地方移住を後押しする認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が調査した「移住希望地ランキング」TOP20を紹介します。ちなみに、2020年はコロナ禍により相談方法が窓口とオンラインセミナーに分かれたため、ランキングも窓口相談者とセミナー参加者の2種類が作成されました。当記事で取り上げるのは回答件数が多かった窓口相談者によるランキングです。
果たして人気の移住先はどの都道府県なのでしょうか。まずはTOP3から紹介しましょう。
(出典:NPO法人ふるさと回帰支援センター「ニュースリリース」)
第3位:長野県
第3位は長野県です。セミナー参加者のランキングでも、5位と上位につけています。2017年から2019年までは、3年連続で1位を獲得していました。
年代別では30代で2位。40~60代でも3位と高ランクで、それ以外でも7位と高い人気のある県です。特に子育て世代や労働世代に人気の移住先となっています。
第2位:山梨県
第2位は山梨県。2016年には1位になったこともある、こちらも上位の常連です。都心へのアクセスも良く、富士山などの自然に囲まれていることからも人気が高いようです。
セミナー参加者のランキングでも7位と高い位置にランクインしています。世代別では40~60代が2位、70代以上で3位となり、比較的高い年齢層から支持されている模様です。
第1位:静岡県
そして第1位は、静岡県でした。世代別でも、70歳代を除く60代以下のすべてで1位、セミナー参加者のランキングでも4位と人気が高い結果に。
静岡県は山岳地帯を除き温暖な気候となっており、冬も雪がめったに降らないことで有名です。相談者の約半数が東京都在住、神奈川・千葉・埼玉の首都圏4都県では約8割に達することから、都心部からのアクセスのよい静岡はちょうどよい距離の移住先といえるでしょう。静岡県は、出張相談会をオンラインに切り替えるなど移住者を積極的に誘致しています。
セミナー参加者の人気移住先TOP3は……
ちなみに、セミナー参加者のランキングTOP3は、和歌山県(1位)・広島県(2位)・佐賀県(3位)の順でした。オンラインは大都市以外の移住希望者も参加しやすいため、首都圏から遠い県も上位にランクインしています。
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