2024年4月に、初回放送から30周年を迎えたドラマシリーズ「古畑任三郎」。田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、鋭い観察力で事件解決を導く人気ドラマです。2024年5月には、フジテレビの「ハッピーアワー」枠で一挙再放送が行われました。

　そこでねとらぼでは、2024年5月24日から5月31日まで、「『古畑任三郎』第1シリーズの『神回』はどれ？」というアンケートを実施しました。

　今回の投票では、637票の投票をいただきました。ご協力ありがとうございます！　それでは結果を見ていきましょう。

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調査概要

調査期間	2024年5月24日 ～ 2024年5月31日
有効回答数	637票
質問	古畑任三郎・第1シリーズの神回は？

第5位：殺しのファックス

　第5位に選ばれたのは、「殺しのファックス」です。得票数は49票でした。

　「殺しのファックス」は、第1シリーズの第4話として放送。人気推理作家・幡随院は、妻を殺害したうえ、狂言誘拐劇を仕組みます。幡随院は、妻を山中に埋めたあと、山小屋にあるファックスで脅迫文をタイマーセット。その後、何食わぬ顔で仕事場に戻り、ファックスを利用したトリックを行います。

　捜査陣は次々と送られてくる脅迫文に翻弄されるものの、古畑は冷静に事件を観察。ミステリー作家が作り出した巧妙なトリックを、見事に見破ります。

第4位：動く死体

　第4位は「動く死体」です。得票数は56票でした。

　「動く死体」は、第1シリーズの第2話。歌舞伎役者・中村右近は、ひき逃げ事件を起こします。それを目撃した警備員の野崎は右近に対し、警察に事件を話すと伝えた際に争いとなり、劇場の楽屋で殺害されてしまいます。

　右近は、野崎の死を舞台の天井からの転落に見せかけて犯行を隠蔽。腕時計を壊して犯行時刻をごまかすなど、巧妙な偽装工作を行いました。堺正章さん演じる犯人は何食わぬ顔で捜査に協力しますが、古畑は疑念を抱き事件を暴いていきます。

第3位：汚れた王将

　第3位は「汚れた王将」です。得票数は63票でした。

　「汚れた王将」は、第1シリーズの第5話として放送。将棋のタイトル戦に挑戦する米沢八段は、自らの非を指摘した立会人の大石を殺害。シャワー中の事故死に見せかけた偽装工作を行います。

　ドラマでは、「封じ手」や「飛車」に隠されたトリックや謎に注目されるなど、将棋ならではのストーリーが展開。古畑は、坂東八十助さん演じる犯人の手口を解明してきます。

第2位：さよなら、DJ

　第2位は「さよなら、DJ」。得票数は117票でした。

　「さよなら、DJ」は、第1シリーズの第11話として放送されました。人気DJの中浦たか子が生放送の深夜ラジオ番組に出演している最中に、スタジオから駐車場へ移動し、付き人のエリ子を殴打。その後はスタジオに戻り、平然と番組収録に参加していました。たか子に複数の脅迫状が届いているという情報により、スタジオで身辺警護を務めていた古畑は、捜査を開始。部下の今泉の協力を得て、スタジオの複雑な構造を利用したアリバイを崩していきます。

　犯人を演じたのは、桃井かおりさん。歯に衣着せぬ口調と、気だるい雰囲気を生かし、人気DJの光と闇を表現しました。

第1位：死者からの伝言

　第1位は「死者からの伝言」。得票数は189票でした。

　「死者からの伝言」は、「古畑任三郎」第1シリーズの第1話です。少女マンガ家の小石川ちなみは、恋人の編集者にもてあそばれていたことを知り、彼を別荘の地下室に閉じ込め窒息死させます。犯行から数日後、別荘に戻ったちなみは時期を偽り警察へと通報し、そこへ車のガス欠と悪天候によって立ち往生していた古畑たちが訪れ、ちなみから事情を聞くことに。ちなみの言動の矛盾と、現場に不自然に散乱する原稿用紙が意味するものとは……古畑の推理がさえわたります。

　犯人を演じたのは、中森明菜さん。作家として優れた才能を持ちながらも、生きることに消極的な女性を好演しました。

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