不動産・住宅サイトのSUUMOが、「JR山手線の中古マンション価格相場が安い駅ランキング」を発表しています。東京の中心部をぐるりと取り囲む山手線は、「山手線の内側と外側で地価や物件の価格相場が大きく変わる」ともいわれるほど、住居探しの際には1つの大きな基準となっています。

　そんな山手線の駅では、中古マンションの価格相場はどのようになっているのでしょうか。今回は、専有面積50平米以上～80平米未満の「カップル・ファミリー向け物件」の結果を見ていきましょう。なお、「有楽町」「東京」「高輪ゲートウェイ」の3駅は、調査対象物件が11件以下となったためランク外となっています。

（出典元：SUUMO）

第2位：鶯谷

　第2位には、価格相場4980万円で2つの駅が同率で並びました。1つ目の駅は「鶯谷駅」。台東区に位置しており、駅周辺は歓楽街といったイメージですが、少し離れると閑静な住宅街が広がっています。特に西側は神社仏閣も多数点在する落ち着いたエリアで、東京国立博物館などの文化施設を擁する上野公園にも徒歩で行くことが可能。高層ビルやマンションが少なく、老舗の飲食店など下町の雰囲気を残すエリアもあります。

第2位：田端

　同じく第2位となったのは、北区に位置する「田端駅」。北口には駅ビルの「アトレヴィ田端」があり、スーパーや雑貨店、レストランなど一通りのお店がそろっています。少し歩くと住宅街が広がっており、幼稚園や小学校などの学校も点在。「田端銀座商店街」には昔ながらのお店が立ち並び、地元住民の生活を支えています。

第1位：西日暮里

　そして第1位となったのは、荒川区の「西日暮里駅」でした。価格相場は4880万円となっています。

　山手線だけでなく、京浜東北線や東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナーが利用でき、交通の便に優れたエリアです。駅周辺は飲食店などの歓楽街が広がっており、外食の際には目移りしてしまいそうなほど多彩なお店がそろっています。

　また西側は進学校として有名な「開成中学校・高等学校」もあることから、懐かしい情緒を残す落ち着いたエリアとなっています。徒歩圏内にはさまざまなお店が立ち並ぶ「谷中銀座商店街」があり、下町情緒あふれるお店も多数。また、隣駅の「日暮里」は駅間が500mと短いため、徒歩で利用することも可能です。

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