「6000万円の遺産を2年で溶かした」「泣きながらシャネルに行く」 買い物をやめたいのにやめられない『買い物依存症』の実態とは?
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高級ブランドを次々と買いあさり、借金が膨れ上がっていく「買い物依存症」。その実態は、単に買い物をするのが好きなだけではなく、やめたいのにやめられなくなってしまう状況に陥るものだそうです。
買い物依存とはどんなものなのか、依存症に陥った人はどのような人生を歩んできたのか――NHK「ねほりんぱほりん」で描かれた『買い物依存症の女』(2018年10月17日放送)の内容を振り返りながら、放送当時のネット上での反応を見てみましょう。
父が遺した6000万円の遺産を使い切り……
番組のスタジオに登場したケイコさん(50代・仮名)は、30代から買い物に依存するようになった女性。どんどん買い物がエスカレートして借金が増えたという矢先、父親が亡くなり6000万円の遺産を手にしたといいます。
しかし、借金返済には充てずに買い物で溶かしてしまったという話に、視聴者からは「今までで一番怖い」「怖すぎてツイートできない」と戦慄する反応が多数。また、怖いを通り越して「笑うしかなくなった」という人もいました。
さらに、借金はあるものの住所や名字を変えたことでクレジットカードが作れてしまったため、もっとお金を使い込むことになった話に「住所ロンダリング」などと例える人も見られました。一方、「(6000万円では)100万のバッグ60個しか買えないからあっという間になくなるわ」と、自分も買い物依存症側の反応も。
「金額はただの記号」
ケイコさんいわく、育児ノイローゼから買い物依存に陥り、ブランド品を持って周囲に「必ず勝たなきゃいけない」と思ったとのこと。さらにクレジットカードを持ったことで「カードを出したらバッグを『くれた』 『打出の小槌』」との表現に、視聴者からは「違いますよ!」「ヤバいよ」「一番クレカ持っちゃいけない人だ」と危ぶむ声が上がります。
また、欲しい物があるとスイッチが入り、金額は関係なく「ただの記号」になってしまうと言い切るケイコさんに「やべぇよ……」と驚愕した人や唖然とした人が続出しました。
さらに「買い物のときは何も考えられない」という話には「もうシャブ中だろ」「これ薬物依存の話で聞いた」など、過去に同番組で放送された「薬物依存症の人」の回と重ねた人もいたようです。
「バッグの相場はわかるが野菜の相場はわからない」
「現金やカードを出す瞬間が一番の気持ちのピーク」というケイコさんは、お金を払うことが好きで物はどうでもよくなるといいます。そして、高級なものを身に着けることには関心があるものの、「スーパーマーケットが嫌い」「野菜の(値段の)相場はわからない」と、身近なものには興味がないとのこと。
この話には「お嬢様かよ」「所有欲とは違うのか」と、ケイコさんの金銭感覚や思考に言及した人、「農家の人に謝れ!」などさまざまな声が。
またこの場面で、デパ地下でも「何でもいいや」と適当に買うというケイコさんに対し、「デパ地下は腹の空き具合によってはディズニー超える」という山里さん。このワードには「わかる」と、キツい話の中にもオアシスを見出した人が多数いました。
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