幸福だと感じる瞬間は人によって異なりますが、生活しやすい環境がなければ得られないものではないでしょうか。

　大東建託は、広島県に居住する20歳以上の男女1万9119人を対象に居住満足度調査を実施し、その結果を「いい部屋ネット 街の幸福度 自治体ランキング＜広島県版＞」として発表しました。

　このランキングは、回答者が自身の幸福度を10段階で評価したデータをもとにしていて、回答者が50人以上の自治体が対象。また、2020年～2024年の回答（一部、2019年の回答を含む）を累積して集計しています。

　幸福だと感じている居住者が多かった広島県の街はどこだったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう！

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調査概要

（出典元：いい部屋ネット「街の幸福度 自治体ランキング＜広島県版＞｜街の住みここち＆住みたい街ランキング2024」）

【広島県版】「幸福度の高い街」ランキング

第2位：安芸郡海田町

　第2位は「安芸郡海田町」でした。海田町は昨年の同ランキング4位から順位を上げており、「街に誇りがある（自治体）」「愛着がある（自治体）」ランキングで2位、「住み続けたい（自治体）」ランキングでも3位にランクインしています。

　広島県の南西部に位置する海田町は、豊かな自然に恵まれながら、政令指定都市である広島市と隣接している生活しやすいエリアです。古くから交通の要衝として発展してきた歴史があり、現在も交通アクセスは良好。複雑・多様化するニーズに対応するため、行政と民間との協力体制を強化し、子育て政策の充実にも注力しているため、子育て世代からも支持を集めています。

　居住者のコメントには「子どもたちが素直で手伝いをしてくれる。子どもたちと一緒にいることが幸せ。また、子どもたちの部活や習い事などで友人もできた」「子どもがかわいい。夫も家事育児に協力的で、なんでも相談できる。お金も夫婦で働いて貯まってきているので不安もない」といった声が寄せられていました。

第1位：安芸郡熊野町

　第1位は「安芸郡熊野町」でした。熊野町は昨年の同ランキング3位から順位を上げています。

　広島県の南西部に位置する熊野町は、江戸時代から伝わる筆の製造を産業の中心に「筆の都」として発展してきたエリアです。周りを山に囲まれた高原盆地で、「なんかいい ちょうどいい そう想えるまちをめざして」を合言葉に、持続的なまちづくりを推進。子育て世代の定住化の促進を目的に、町内で住宅を新築または購入した人に対して、「子育て世代『住むならくまの』定住応援助成金」を支給するなど、子育て支援にも注力しています。

　居住者のコメントには「家族がそろって毎日食事をとれる。寝る家、健康な体があり、仕事ができる」「娘と過ごす時間。大変だけど、長年待ち望んた我が子がかわいくて仕方ない」「ほどほどの収入と自由な時間があり、家族も含め健康に過ごせている」といった声が寄せられていました。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！