「腕1本切り落とせば3000万円」「ヤクザは人として生きられない」 ねほりんぱほりん『元極道』のすさまじい世界

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 金と欲のままに生きる極道の世界。昨今では、暴力団排除条例によって人口は減っているといいますが、未だに組同士の抗争などが絶えません。そんな極道の世界にかつて身を置いていた男性は、どのような人生を歩んできたのでしょうか。

 2018年11月7日放送の「ねほりんぱほりん」では、元極道の男性がその知られざる世界について語りました。放送当時のネット上での反応を踏まえて見ていきましょう。

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「ヤクザは個人事業主」上納金を稼ぐために……

 番組に登場した元極道・タケシさん(40代・仮名)は、見るからにいかつい感じの男性。しかし、今はすっかり足を洗ったといいます。

 まずは極道のシステムとして、給料はなく上納金(目上に納める金額)が存在し、ネズミ講のように最後はトップのみが儲けるという話が。これに対し視聴者からは、「ほぉほぉ」「年貢かしら……」と興味深々の反応が。

 また、笑いながら「ニコニコ現金払い」と語るタケシさんに「それ上納金に使う言葉じゃない」とツッコむ人もいました。上納金を稼ぐ方法については “ヤクザは個人事業主” “覚せい剤・拳銃を売る、女をソープに沈める” という強すぎる単語が飛び出します。多くの視聴者は「パワーワード祭り」「流行語大賞不可避」など衝撃を受けていました。

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厳しすぎる組内の掟

 いわゆる半グレ状態から、極道にスカウトされたタケシさん。入った組事務所で部屋住み(下積み)になったタケシさんは、細かく決められたお茶の温度や、電話の相手に名前を聞けないなど、厳しい掟の数々を話します。もちろん、掟に反すると懲罰があり「ガッチガチに厳しい体育会系」「ブラック企業」などのダークな例えが頻出しました。

 一方、「(極道の)きつい下積みが嫌だから半グレみたいな新興勢力が出るんだろうな」と、一般社会にも通じる分析をする視聴者も。そして、電話で相手の名前を聞けないため “録音して(誰なのか)覚える” ことを実践していたタケシさんを『企業努力』と表現したYOUさん。この言葉のセンスに「さすが」など笑ってしまった人もいました。

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上納金を払えないときの戦慄の末路

 先述の上納金の話で、“稼げない人はどうするんですか?” という山里さんの問いに “フィリピンで腕を落とせば3000万入る” など、これまた衝撃の内容が。さすがにこの話には、ただただ震える人や「ブタさんじゃないとスパイシーすぎる」とつらさを露わにした人などがいて、改めて極道の恐ろしさを知ったようです。

 また、極道の収入源として「みかじめ料」(飲食店や風俗店の用心棒代)の話に。店ごとに金額が異なるなど詳細が語られ、毎度ながら「Eテレぶっちゃけるもんだな」と番組の姿勢に感服した様子の声がありました。

 一方、みかじめ料について「今時はオシボリ降ろしたり植木納めたりって聞いた」という視聴者の人が現れました。確かに、現状では極道の事情も多少変わってきているのかもしれません。

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