現在は、「東京都」「神奈川県」「千葉県」「埼玉県」「群馬県」「栃木県」「茨城県」の1都6県で構成されている関東地方。江戸時代には8カ国に分かれ、「関八州」と呼ばれていました。そんな関東地方の旧国名の中で、たくさんの人から「かっこいい」と思われていたのはどの国だったのでしょうか。
2024年11月17日からねとらぼでは「『名前がかっこいい』と思う関東地方の旧国名は?」というテーマでアンケートを実施中です。本記事では2024年11月25日時点の投票結果をご紹介します。
今回は、投票1324票を基にした結果を紹介します。ご投票、ありがとうございました! それでは、気になる結果を見ていきましょう!
調査概要
| 調査期間 | 2024年11月17日 ~ 11月25日 |
|---|---|
| 有効回答数 | 1324票 |
| 質問 | 「名前がかっこいい」と思う関東地方の旧国名は? |
名前がかっこいいと思う「関東地方の旧国名」ランキング
第5位:上総(かずさ)
第5位は「上総(かずさ)」でした。房総半島の中央、現在の千葉県中部にあった旧国名で、国府と国分寺はともに現在の市原市に置かれていました。現在も「かずさ和牛」などのブランド名として使用されています。
平安時代の資料『古語拾遺』によると、房総は良質の麻が育つ土地であったため、「総(ふさ)国」と呼ばれていたと考える説もあるのだとか。その後、南北に分割され、都に近い方が「上総」と呼ばれるようになったことが地名「上総」の由来ともいわれているそうです。
第4位:相模(さがみ)

第4位は「相模(さがみ)」でした。現在の神奈川県の大部分を占めていた旧国名です。国府と国分寺はともに現在の海老名市に置かれていて、国府は後に現在の中郡大磯町に移動されたと考える説もあるようです。
地名である「相模」の由来には諸説あるものの、『日本書紀』にも登場している古くからある地名で、「相模湖」や「JR相模線」など、現在も相模の名前はさまざまなところに残されています。
第3位:下野(しもつけ)
第3位は「下野(しもつけ)」でした。現在の栃木県にあった旧国名。9郡で構成されていて、国府は現在の栃木市、国分寺は下野市に置かれていました。
現在の群馬県全域と栃木県南部にあたるエリアは古くから「毛野」と呼ばれていましたが、後に2つに分かれ、「上毛野国」(後の上野国)と「下毛野国」(後の下野国)になったそうです。「下野市」や「道の駅しもつけ」など、現在も下野の名前が数多く残っています。
第2位:常陸(ひたち)

第2位は「常陸(ひたち)」でした。茨城県の大部分を占めていた旧国名です。東海道の1国で、国府と国分寺は現在の「石岡市」に置かれていました。現在でも「常陸」という名称は「常陸牛」や「常陸乃国いせ海老」など、さまざまなブランドの名前に使用されています。
その由来は諸説ありますが、『常陸風土記』という地理書に書かれた「どこまでも続く平坦な(常)陸」という意味から「常陸」と呼ばれるようになったという説が有力とされているそうです。
第1位:武蔵(むさし)

第1位は「武蔵(むさし)」でした。東京都・埼玉県、神奈川県の一部の旧国名です。東海道の1国で、国府は現在の「府中市」、国分寺は「国分寺市」に置かれていました。
その名前の由来は諸説あり、地名がなまって「武蔵」になった説や、「ム」は「われら」のという意味で「サシ」は「城」の意味を指すというアイヌ語に由来する説などがあるそうです。剣豪「宮本武蔵」をはじめ、武士や侍を連想できる国名なので「かっこいい」と思う人が多いのかもしれませんね。
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