総務省が4月14日に発表した2024年10月1日現在の人口推計で、日本の総人口が1億2380万2000人となり、2023年10月から2024年9月までの1年間で55万人(-0.44%)の減少となったことが分かりました。14年連続の減少となります。
また、日本人人口に限ると、前年比で89万8000人(-0.74%)減少した1億2029万6000人。減少幅は13年連続で拡大しました。
年齢3区分別では、15歳未満人口が1383万人で前年から34万3000人減少、15~64歳人口は7372万8000人(前年から22万4000人減少)、65歳以上人口は3624万3000人(前年から1万7000人増加)、75歳以上人口は2077万7000人(前年から70万人増加)となりました。
総人口に占める65歳以上人口の割合は、1950年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、2024年には29.3%。前年に比べ0.2ポイント上昇しました。65歳以上人口の15歳未満人口に対する比率は「老年化指数」と呼ばれ、この数値が高いことは高齢化が進んでいることを意味しますが、日本は老年化指数が200を超え、世界的にも最も高い水準にあります。
65歳以上人口の対前年増減率は、都道府県別にみると、18都県で増加、29道府県で減少となりました。以下では、総務省の発表資料から、65歳以上人口の都道府県別対前年増減率(2024年)をランキング形式で紹介します。
(出典:総務省統計局 人口推計(2024年10月1日現在))
「高齢者人口が増えている都道府県」2024年度版ランキング
第2位:滋賀県(0.6%)

第2位は「滋賀県」でした。2024年10月1日時点の65歳以上人口の人口増減率は0.6%増加しました。ただし、同県の総人口における65歳以上人口の割合は、2023年の27.3%から0.3ポイント減少しており、総人口に占める割合は低下している一方で、65歳以上人口そのものは増加していることが分かります。
人口増減の要因である自然増減と社会増減の状況を見ると、自然増減率は-0.70%と全国平均(-0.72%)に近い水準で減少している一方、社会増減率は0.12%と増加しています。
第1位:沖縄県(1.5%)

第1位は「沖縄県」でした。2024年10月1日時点の65歳以上人口の人口増減率は1.6%増加しました。こちらも同県の総人口における65歳以上人口の割合は、2023年の24.2%から0.4ポイント減少した23.8%で、総人口に占める割合は低下している一方で、65歳以上人口そのものは増加しました。
人口増減の要因である自然増減と社会増減の状況を見ると、自然増減率は-0.23%で全国平均(-0.72%)と比べ自然減少の程度は低く、社会増減率は0.11%と増加しています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください。
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