日本海に面し、越前ガニや若狭フグといった海の幸が豊富な福井県。さまざまな恐竜の化石が発見される地域としても知られ、2025年4月には、福井県立大学に「恐竜学部」が設立されたことも話題を集めました。
今回、ねとらぼでは「福井県で地元民しか読めないと思う市町名は?」というテーマでアンケートを実施します。福井県にある市町の中で、あなたが「この地名は地元民でないと読めない」と思うのはどこですか? それでは選択肢の中から、3つのエリアを紹介します。
敦賀市
敦賀湾に面する「敦賀市(つるがし)」は、古くから大陸との玄関口として栄えてきた街です。江戸時代には北前船の中継地となり、明治時代には日本海側で初めて鉄道が開通するなど、国内で有数の主要都市として発展しました。また、1920年代にはポーランド孤児、1940年代にはユダヤ難民を受け入れた歴史もあります。
「敦賀」という地名は、一説によると、角のような形をしている敦賀半島が「角処(つのか)」と呼ばれるようになったことに由来しているそうです。
小浜市
「小浜市(おばまし)」は、福井県の南西部に位置する市です。読み方は、アメリカ大統領を務めたバラク・オバマ氏と同じで、大統領選挙の際は、市民有志らが「オバマ候補を勝手に応援する会」を結成し、海を越えて応援。就任後も「オバマを勝手に応援する会」として活動を続け、オバマ氏から礼状が届いたというエピソードもあるようです。
また、若狭湾で水揚げされたサバを京都へと運んでいた「鯖街道」の起点であり、「御食国若狭おばま食文化館」では、当時の歴史を学べます。
若狭町
県の南西部にある「若狭町(わかさちょう)」は、若狭湾や三方五湖の豊かな自然が魅力的なエリアです。古代には、都へ塩や海産物を提供した「御食国(みつけくに)」の一部として栄えました。また、若狭湾で水揚げされたサバを京都へと運んでいた「鯖街道」の中継地でもあり、北川沿いには宿場町の「熊川宿」が発展。今も江戸時代につくられた町並みが楽しめます。
「若狭」という地名の由来には、古代朝鮮語の「ワカソ(行き来)」から来たという説や、西浦にあった集落が東浦に移住した際に若狭と名乗ったという説など、諸説あるようです。
「地元民しか読めない」と思う福井県の市町名は?
ここまで、福井県の3つの地域を紹介してきました。あなたが「これは地元民しか読めない」と思う福井県の市町はどこですか? 投票していただく際はぜひ、地名に関するエピソードなどもコメント欄でぜひ教えてください。たくさんの投票をお待ちしています!
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